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内容説明
島本京子、16歳。彼女は10年間「奇妙な夢」を見続けていた。それは、新天地を求め宇宙を彷徨う、巨大宇宙船の乗組員として生きる夢。現実と夢、交わらぬはずの2つの人生が交錯する時、思いもよらぬ奇跡が起こる――『京子の夢』他、若き天才が稀有な想像力で紡ぐ、最高傑作5編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
23
○ SF短編集。高さ3000mを超える巨木の一番上に何があるのか「メルキドの巨木」。京子は10年間、自分が宇宙船の乗組員であるという夢を見続けていた「京子の夢」。冥王星探査に向かう一人乗り宇宙船の中で探査隊員が消える「ハッピーエンド」。地球と月の間を結ぶ客船を襲う悲劇を描く「小さな彗星」。薄れ行く記憶に従い、ひたすら何かを待つロボットの物語「地球最期の日」を収録。SFとして設定の甘いところや分かりにくい所もあるし、絵も上手くはないが、ストーリーは星野之宣「2001夜物語」を思い出させる。2017/01/14
a
3
宇宙にまつわる、SF短編集です。オチに意外性があったり、刹那的な感動が得られるものがあったりと、宇宙の神秘さと美しさと残酷さをうまく使いながら、人間ドラマが表現されていると思いました。宇宙といえば相対性理論…そのため、「時空」をテーマとした作品が多い印象でした。特に個人的に好きだったのは、主人公キョンと宇宙を彷徨うルシュの意識を時空を超えて繋がるお話の『京子の夢』と、事故で宇宙に彷徨う息子と50億年待ち続ける母のお話の『地球最期の日』でした。ただ、どのお話も同じ世界観として繋がってる感じで好きでした!2016/08/13
73
3
スケールの大きさと志の高さをこのまま持ち続けていてほしい。2016/07/25
chu-gen
2
あらすじに惹かれての購入。表紙のソフトさを良い意味で裏切った濃い内容で面白かったです!5話目は不覚にも涙止まりませんでした。2016/08/04
YSHR1980
1
考証やデザインはまだまだ甘いところがありますが、4話目の見せ方は巧いと思います。SF的には1話目が好み。2017/01/09