講談社文庫 わたしは椿姫

著者名：平岩弓枝【著】

講談社（2016/07発売）

• ISBN：9784061831421

内容説明

赤い椿、白い椿の香りを秘めて、パリの社交界にときめく謎の美女。男たちを翻弄する日本的愛の技巧の裏面をさぐった、画学生の運命は？　世界各地に羽を伸ばす日本の女性。華麗に、したたかに、人生を謳歌し、異国に生きる彼女ら7人を描く“当世国際女気質”。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[あつひめ]

平岩弓枝さん、気になってはいたが時代物の印象があり今まで手に取ったことがなかった。旅行好きという視点からそれぞれの国の匂いがしてきそうな作品で、日本女性って世界中に散らばっているんだなぁなんて日本女性のすごさも感じてしまった。とはいっても、やはり女。女特有の憎悪や嫉妬、寂しさいろんな感情を持って生きている。日本国内に居るのとは違って苦労は絶えない雰囲気も伝わってくる。こずるい男と渡り合うのもやはりこずるくならないといけないしなかなか大変そうだなぁ～と物語よりも外国での生活の大変さの方に目が行ってしまった。

2013/09/27

[りゅう]

平岩弓枝さんの現代物は初めて読みました。とってもスッキリと読みやすく綺麗な世界でした。短編集なためか、その後どうなったの！？と、とても気になります。。

2010/03/13

[ミカママ]

あっさり読めたのはいいんだけど、やっぱり時代に即してないかも。旅行好きの著者の興味が伝わってきて、それは楽しかった。

2012/01/15

[Rieko Kobayashi]

ハッピーエンドで終わらない。これが平岩作品⁉️他も是非読んでみます。

2023/03/19