疎遠の妻、もしくは秘密の愛人本編

著者名：クリスティン・メリル/さちみりほ

SBCr（2016/07発売）

• ISBN：9784596957870

内容説明

初恋の伯爵、エイドリアンと結婚したエミリーは幸せだった。けれど挙式後、夫はロンドンへ行ったきり帰ってこなくなった。そうして３年が過ぎたある日、夫の従弟がやって来て、跡継ぎが生まれないなら爵位も所領も従弟のものになると言う。エミリーは思わず口走った。「私のお腹には伯爵の子がいます」と。こうなったら早急に跡継ぎをもうけなければならない。歓迎されないことを承知でロンドンへ向かったエミリーは、夫が戻らない、衝撃の理由を知る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

この漫画家さんのHQ、毎度のことですが面白いなあ。適度にロマンス、圧倒的な笑い。今回も最後の四コマで吹きました。作者さん完全にヘンドリクスを描くのを楽しんでらしたわ～。あはははは！

2018/04/11

[なつき]

結婚してから3年間、領地へ戻ってこない夫。後継ぎがいなければ盆暗従弟に爵位が渡ってしまう。夫を迎えにロンドンへ行ったヒロインは、視力を失った夫の姿を知って…。3年間なにやってたんだヒーロー…。こんな主人に仕えてたヘンドリックス、偉い。そしてヒロイン強い。20歳かそこらなのにこの強さ、ヒーローの情けなさをより引き立てます。

2016/06/06

[でんか]

ハーレクイン。相変わらずコミカライズのお上手なさちみりほさんの本。ヒロインがきちんと自分の意思をもって、なすべきことを考え、実行できる人なのが素敵。ヒーローは、まあちょいとヘタレ風味な方がこのヒロインにはいいんだろうってことで。中盤うまくいきかけたのに、チャチャが入って拗れる、とお話のメリハリもあってさすがの一冊。

2018/04/13

[やまと]

さちみりほさんの本は、心が温かくなる。原作より素敵なこともあるきがする。

2018/10/27

[よっしー]

夫のヘタレが酷過ぎるけど、その分ヒロインの強さが引き立ってますね。ホント、ヘンドリクスには幸せになって欲しい。スピンオフとかないかな～。いっそさちみさんがオリジナル長編で描いてくれてもいいんだけど。

2016/07/02