内容説明
「中国は謀略をもって、経済・文化・資源・政治・メディアなど多面的にジワジワと
日本と台湾に侵出しているのを台湾国民の多くが気づいている。
一方、日本国民の大半はその迫りくる危機に気づいていないのが実情なのだ」(本文より)。
前著『台湾人から見た日本と韓国、病んでいるのはどっち?』において、
中立的な目線で日韓を7つの分野から徹底比較して大きな話題を呼んだ李 久惟(リ・ジョーウェイ)氏。
15ヶ国語以上を操り、世界中を飛び回り、さまざまな分野で語学講師・セミナー講師として活躍するなど、
積極的に国際交流や言論活動を行ってきた台湾人著者が、
本書では経済、政治、軍事、領土、資源、社会、文化・思想・宗教、歴史、メディア・言論、教育など、
さまざまな分野から、中国の真の姿と狙いをより浮かび上がらせていく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GASHOW
7
中国の脅威は世界の問題となっている。それにしても、水汚染やごみ問題などが世界のどの国よりも深刻で自滅しかねない。自滅しそうだから他国へ侵略をすすめていると考えると筋が通っているところが怖い。2016/06/14
コギコギ555
2
台湾の方が今や世界第2位の経済大国となった中国について書いているだけになかなかシビアな内容となっていました。社会主義、共産主義国家の暗部も見え隠れ(丸出しか?!)していて、隣国日本としては更なる外交戦略を練って対峙していかないとなと思う。2017/01/11