内容説明
遺伝子組み換え食品が大きなリスクを抱えたまま
世に出たカラクリの一部始終。
政府機関であるFDA(米食品医薬品局)はなぜ法を破り、
なぜ科学者や政治家は国民を繰り返し欺き、
人間の健康と環境に危険をもたらしてきたのか──。
ビル・クリントンやビル・ゲイツ、バラク・オバマが(他の多くの明敏で影響力のある人たちと同様に)手のこんだ詐欺に引っかかったと聞けば、たいていの人は驚くことだろう。ましてや、それをしかけたのが外国の諜報機関や国際的な犯罪シンジケート、狡猾な金融マフィアの秘密結社などでなく、著名な科学者たちのネットワークだったと知れば、さらに驚きは増すに違いない。しかも、その詐欺は、気候の変動などではなく、わたしたちの食物の変化にまつわるものだった。
さらに、米食品医薬品局(FDA)が主要な共犯者であり、そのごまかしのせいで、FDAの科学スタッフがかつて人間の健康に有害だと断定していた新しい食品を15年以上にわたって自分や子どもたちが摂取してきたと知れば、米国人ならショックを受けるだろう。
この本には、どうしてそういう奇妙なことが起きたのかという興味津々の、ときに仰天させられる物語が書かれている。そして、わたしはその物語を伝えることができるユニークな立場にいる。なぜならその不正の重要な部分を暴露したのがわたし自身だからだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GASHOW
4
人類の寿命が伸びたのは21世紀に入ってからで、20世紀やっと細菌や血液型などがわかってきたぐらいだ。遺伝子の解析が終わったというニュースを聞くことがあるが課題評価をしてはいけないという。テラフォーマーズやジュラシックワールドのような遺伝子操作は空想の産物で、実際はスパゲッティコードと呼ばれる混とんとした関係だという。遺伝子組み換え食物は通常の作物と同じアミノ酸でも免疫不全をおこすという。人類にはまだ理解には到底およばないという事実を認識するとともに、危険度が半端ないということを知った。2017/05/24
takao
1
FDAは、遺伝子組み換え食品の安全検査も表示も義務化していなかった。2019/09/09