世の中どうにかなるもんだ

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世の中どうにかなるもんだ

  • 著者名:北杜夫【著】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 河出書房新社(2016/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309023281

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内容説明

不思議なものである。ケッタイなことである。おもしろいものである。この世は――。ユーモアあふれる老いの夢。涙と笑いのエッセイ集!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青い鳥☆彡

3
★★★★☆久しぶりに北杜夫の本(エッセイ集!?)を読みました。とても面白かったので読んでいない方にはお薦めします。性格的には北氏にも父である斎藤茂吉の遺伝子が伝わっている所が感じられるマンボウ氏ですが自分の恥になる部分も隠さずに正直に書いている所に大変好感が持てます。マンボウ氏の本を読んでいると狐狸庵先生(遠藤周作)を思い出しますが、お互いに交流もあり仲が良かったようです。この本にも遠藤氏が出て来ます。あの世でも再会して二人が一緒に遊んでいたらいいなと思います。遠藤周作氏も北杜夫氏も私の好きな作家です。2015/06/25

xtc1961ymo

3
亡き北杜夫さんのエッセイをテーマごとに並べた本。本の装画がご本人の描いたマンボウです。躁病で株にのめり込み、損をした話や大好きな虫に関するもの、幼少の阿川佐和子さんも登場します。なんともとぼけた味のあるユーモアが笑いを誘います。マンボウと孤狸庵は私の青春時代の読書のど真ん中でした。こうして私も違いのわかる男になりました。ありがとう。2014/10/21

きみさん

2
ワタシは、北杜夫さんの小説よりエッセイが好き♪ この本は、古いエッセイを集めたものなので、巻末の「出典一覧」を参照しながら、読み進んだ。 特に妻・娘・孫達の家族ネタが、絶妙な味わいで楽しい。女性が強いのも、微笑ましい。また、精神科医でもある著者が、「ウツ」と「ソウ」を行ったり来たりしながら、それをユーモアたっぷりに描いているのも興味深かった。 北さんのような作家が亡くなってしまうのは、本当に惜しいと思ふ。北さんのような作家は、他にもういない。2015/04/14

plum

1
鬱に苦しんだ体験を書かれていた南木佳士(トラや,2007)に比べると,まだ海上を漂うマンボウの風情があった。家族も一緒に揺蕩う感じ。今でも軽井沢の別荘の縁側で,旧知の作家たちと付き合いをしていそう。阿川佐和子が幼子だった時代とか。2024/08/08

クプクプ

0
北杜夫は精神科医なので、言葉を正しい目的で使います。現代のあふれる情報にさらされて疲れている方は、この本で癒されると思います。2015/06/29

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