内容説明
人生、どう転んでも同じ。ならば、思いきり楽しもうじゃないか!自分の中に様々なチャンネルを持とうじゃないか!人生探究心と生活好奇心があれば、人は老いることはない。達人究極の37篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirayama46
3
遠藤周作のエッセイ、昭和の、というか戦後の昭和のエッセイらしい、いまでは古びてしまった価値観も多々ありますが、この時代特有の前向きさみたいなものがあって、なかなかほんわかするものはありますよね。タイトルほどぐうたらを勧めている本ではないけれど……。2025/07/31
ココアにんにく
2
私の住む町にずっと昔住んでいた遠藤周作さん。 勝手に親近感を覚えつつも読んだのは『白い人・黄色い人』 のみ。今回初めてのエッセイ。読み終わって今まで持っていたイメージと一変。人間臭いですね(文中によく出てくる○○○ではありませんよ)。狐裡庵という名前の意味はこうだったのか。印象に残った話は、「駄犬の知恵」「リヨンの隣の留学生」「教習所の教官」「タクシーのテノール」「歯に接着剤」など相手とのやりとりがすごく人間臭くて、オチもすごい。「言葉の力」の「微男子」にはw。芦屋川や甲南女子も出てきた。2017/08/18
エリザベス
1
「ある思い出の光景」に納得2022/10/24
もとやん
1
狐狸庵先生・遠藤周作のネスカフェ・ゴールドブレンド時代⁈のエッセイを再編した新書で、肩肘張らずに読めます。30〜40年前の文章ながら現代にも通じる普遍性があり、存外哲学的だったり。沈黙と静寂の違いについて、違いのわかる男に訊いてみたい気がします。 2015/04/19
くらーく
0
時代を感じるなあ。昭和、高度成長。いい時代だね? 名前を二つか三つ持とうは、よくわかる。ネットでも、本名で登録しているFacebookや、匿名で登録している読書メーター他で、複数名前を持っているものな。現代人は、実践済みかも。さすが、孤狸庵先生。 最後の竹下景子さんとのやり取りも、時代を感じるな。頬杖をついて終わるなんて、編集の妙だろうな。 まあ、徹することは出来ないけど、ぐうたらでも良いと言ってくれるだけで気持ちが安らぐよね。2017/09/16