重力波は歌う アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たち

個数:1
紙書籍版価格
¥1,760
  • 電子書籍
  • Reader
  • 特価

重力波は歌う アインシュタイン最後の宿題に挑んだ科学者たち

  • ISBN:9784152096197

ファイル: /

内容説明

今年二月に世界を揺るがせた「重力波直接検出」という偉業は何を意味するのか。重力波そのものの解説に加え関係する科学者たちの苦悩と感動、喜びを初めて詳細に伝える待望の科学解説、緊急出版!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Miyoshi Hirotaka

36
肉眼、望遠鏡、写真、電磁波と新技術が登場するたびに人類は宇宙への展望を開き、新事実を浮かび上がらせてきた。そして、重力波での観測が開始された。重力波は光が届かないところでも伝わってくる。ブラックホール同士の衝突、恒星の爆発などによって生じた波は地球に向かって進み続けている。それらを観測することにより宇宙の誕生、成長と死が明らかになる。コンピュータもビックデータも存在しない時代にアインシュタインが予言した大理論が百年かけて立証された。その間の科学者らの連帯、確執、大プロジェクトらしい政治的駆け引きが面白い。2019/11/12

宇宙猫

18
挫折。サブタイトルに”科学者たち”とあるように、研究者の生い立ちとか知り合い方とか権力闘争の本。人間関係より研究のことが読みたかった。ノーベル賞受賞前の本だからバリーバッシュのことは付け足し程度にしか載ってないのも残念。2018/10/21

チェアー

15
科学ものの海外本は翻訳の巧拙が評価のかなりの割合を占める。この本は…成功しているとはいいがたいか。専門的な話やややこしい人間関係をもう少し分かりやすく示さないと、主題である重力波の研究の中心と周辺の人間ドラマに入っていけなくなる。重力波の発見って、最後はこんなにあっさり見つかっていいの?というくらい。それだけ事前の理論面での研究と見通しが進んでいたということなのかな。重力波を音に例えたのは秀逸。それにしてもこんな重い宿題を課したアインシュタインって、すごいな。常に感想はここに戻る。2016/07/31

ophiuchi

14
重力波の観測が科学者たちの並々ならぬ執念によるものであることをが分かった。同時に今後もこうした結果が出るかどうか分からない基礎研究に巨額の資金が投じられるのだろうかという疑問も抱いてしまった。2017/11/13

小太郎

12
ようやく観測された重力波、即行のノーベル賞も頷けます。 でも重力波って一体どんなものなんだろうと読んでみました。こちらの予想とは違い、観測までの艱難辛苦のヒューマンドラマがメインの読みものでした。確かに科学者だって人間だから妬みや嫉妬などの諍いも多いのは(ひょっとすると一般社会よりずっと)わかります。ただ私が読みたかったのは重力波の不思議な世界なんでちょっと違ったかな~2018/03/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11051087
  • ご注意事項

最近チェックした商品