内容説明
禅寺として有名な鎌倉の円覚寺、その境内の一番奥には小さな掲示板があります。管長である著者は、毎月この掲示板に、詩人坂村真民の詩から抜粋した言葉を書きつけています。坂村真民は「念ずれば花ひらく」や「二度とない人生だから」といった有名な詩をのこした仏教の心を伝える詩人です。その詩の言葉に著者自身が救われた経緯があり、訪れる方に広くお伝えするために書いているのです。「紙とペンを貸してください。あの言葉を書き留めたい」と頼み込んでくる方や、「あの言葉に救われました」と言う方もあらわれて、やはり坂村真民の詩の言霊の強さ、深さにあらためて驚きます。本書は、坂村真民の詩を通して、生きるとは、愛するとは、家族とはといった人生の様々な問いに答えるものです。いま、この瞬間苦しんでいるのはあなたひとりではありません。二度とない人生だからこそ、全身全霊でいつくしみ、全力で生き切る。そんな生きてゆく本当の意味をやさしく解き明かします。ぜひ、座右に置いていただきたい一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アオイトリ
15
寝る前にひとつ)法話を聞くことができなくなり、さみしく思っていたら、Youtubeが公開されていることを知り、良いこともあるものだと苦笑。朝のルーチンになりつつある。生きていく力がなくなる時、そんなこと口にできないけど、長く生きていればそんなこともある。真民の詩とともに温かく心に沁みる説法集でした。「悲しみは丸めて露のように転がそう」2022/04/13
ふしぎちゃん
6
横田南嶺老師による法話。こういう本は素直な心で読んで納得すると良い本。何かに無心に打ち込むことができればその間は争いや妬み憎しみや怒りから解放される。今日一日笑顔ですごすことは私たちが努力すればできる。2022/05/14
夫婦善財餡 汁粉
2
猫ちゃん(=^ェ^=)2022/10/13
ねこはこね
2
『鳥は飛ばねばならぬ、人は生きねばならぬ』 坂村真民の詩を紹介しながら、仏教的なもののみかたを解説した本。高潔すぎて自分には縁遠く感じてしまう部分もあるけれど、結局のところ人生の正解はそうだよね、というところに引き戻してくれて、現実的な苦しい道行きのために気合いを出す一助になる。2021/09/09
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