内容説明
岡田ゼミ論集第2弾。
ゼミ生達が卒業後も集い、それぞれのテーマで取り組んだ研究論文とエッセイ。
・北海道の考古人類学の先覚者・高畑宜一についての考察
・若くして才能を現しながら数年で筆を折った女流作家・宗瑛の残した書誌の作成
・明治時代にアイヌの文化を研究した外国人の記録をもとにアイヌと和人社会を比較
・プロ野球観戦をする人々の行動調査から、球場に出向く人々の意識と意義を探る
・日常使うグラスから、ガラスの歴史をひもとき、場に応じたグラスの効用を分析
・集客、保存、研究など、博物館の役割と今後の課題と学芸員の重要性
など、身近なところから疑問に感じたことを掘り下げており、一般の人にも興味深く読める内容になっている。
目次
まえがき
北海道の考古・人類学の先覚者 高畑宜一の履歴
ある女性作家の書誌作成の試み 宗瑛書誌に向けて
明治時代におけるジェンダー アイヌ社会と和人社会の比較
プロ野球を見にいくということ 観戦の様態と地域性
ガラスの歴史と非日常空間のグラス渡辺亜実
博物館のあり方を問う 「博物館二様論」をめぐって
エッセイ
あとがき