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内容説明
◆自分を壊してゼロからの修行
「やりたいことがあるけど、なかなか一歩が踏み出せない」
という人は、たくさんいます。
〝やりたいこと〟が趣味であれば気は楽ですが、
今の会社を辞めて、全力で向かい合わなければならないことだったら、
そりゃぁ、前向きなこと、後ろ向きなこと、辞める理由、辞めない理由をいろいろ考えてしまいます。
自分を壊す勇気って、ちょっと大げさかもしれませんが、
これまでのキャリアとまったく異なる世界に飛び込むには、
肩書や快適な環境を捨てる覚悟が必要になります。
それまで自分自身が思い描いていた「自分らしさ」や「個性」の概念を、
一旦壊す必要もあります。
いや、自ら壊すまでもなく、まずは徹底的に粉々に壊されるかもしれません。
それは大変なことです。
だって、しがみつくものがなくなってしまうわけですから。
でも、そうして新しい世界の流儀に従うことが、その世界で生きていく唯一の方法です。
たとえ傍からどう見えようとも、やりたいことに向かえているわけですから、
当人は幸せなんです。ただ必死なだけです。
私にとって、修業というのは
もやもやとした自分の中の「自分らしさ」や「個性」を叩き壊すことで、
新たなものを手に入れるために必要不可欠な過程
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
92
落語の徒弟制度について。「俺(師匠)を快適にしろ」と言われて弟子はどうするか?兄弟子から引き継いだマニュアルはあるものの、その通りにすればいいというものではないらしい。捉え方によっては弟子をいびっているようにも見えるかもしれないが、もちろんそうではない。業界のひとでなくても、読んでいくうちに「ガッテン」することができる。2015/08/07
くまさん
3
一度の人生なんだ。自分の信じる道を進む。そんな声が聞こえてきそうな本だ。世間体ではない,本当の歩みたい人生を進むことの大切さ,すばらしいモノを見つけたときの人のちからを見せてもらった。2017/09/17
しゅんぺい(笑)
3
これは、単純に読み物としてめちゃくちゃおもしろい。好きやったなぁ。タイトルは『嫌われる勇気』に乗っかったんやろうなと思ってしまうけど、決して軽い内容に終わっていない。「もう好きなことをするには遅いかもしれない」、そんなふうに思えてしまうような年齢にあった著者が、ふとした落語との出会いによって、それまでの自分を壊して、新しい自分を一からつくっていく記録。なかなか簡単にできることではない。2015/04/20
ハル
2
志の輔師匠に「志の春さんいいですね」と言ったら「いいでしょう?」と答えたというエピソードを、落語の本を何冊も出してる広瀬氏がPodcastで話していたと記憶しています。前座修行に8年かかったという志の春さんですが、「自分を壊し」て一生懸命に修行している姿を師匠もしっかりご覧になってるんだろうなと思いました。志の春さんの生の高座で初めてみた「ナンシー」が巻末に。2018/04/17
tamako-yogini
2
何か自分自身の人生の参考になることを期待して、読みました。読んでいたら、著者の人生にも興味を持ちましたが、古典落語に興味を持ちました。古典落語を聞きたいです。2017/10/11