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内容説明
〈春めきてものの果てなる空の色〉
〈くろがねの秋の風鈴鳴りにけり〉
〈誰彼もあらず一天自尊の秋〉
郷里甲斐の地に定住し、雄勁で詩趣に富んだ俳句を詠み続けた飯田蛇笏。格調高く、気魄に満ちたその作品群は、現代俳句の到達した一典型として俳句史に足跡をとどめて他の追随を許さない。第一句集『山廬集』から遺句集『椿花集』まで、既刊9冊の句集を完全収録する初の文庫版全句集。略年譜、季題索引付き。
解説・井上康明
(目次)
山廬集
霊芝
山響集
白嶽
心像
春蘭
雪峡
家郷の霧
椿花集
解説 井上康明
略年譜
季題索引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
63
端整という言葉がある。ここに収められた句はどれもその言葉を思い出させるような精緻な句ばかりである。名高い「芋の露連山影を正しうす」にしても「くろがねの秋の風鈴鳴りにけり」にしてもその他の句にしても、たった十七文字でありありとその情景が思い浮かび、そこに込められた世界が連想させられる。あまりにも整いすぎている為、精巧なガラス細工に触れるのが怖いように、読者が想像の余地を働かせるのが怖いような気もするが、それも著者独特の世界ではないかとも思ったりする。また機会がある度に、読み返してこの世界観に触れたいなあ。2019/12/21
学生
1
冬休みに読んでみた。色んな詩人がいるなあ。2012/12/29
むらさき文鳥
0
読み終わったから終わりという本ではないので、四季折々に再読すると思います。再読は、拾い読みになるとおもうのでここに記録はしませんけれど。情景や気持ちに対して真摯で無駄のない感覚でいたいと願う、凡人な私です。2016/12/10
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