内容説明
体を壊して失職し、亡き父の食堂を継ごうとする颯太。進路に迷って休学中の、食いしん坊女子ひより。人生迷子な二人は、料理にまつわる“物語”を紐解くために今日も旅立つ。兄弟を結ぶ懐かしの味とは? 恋する男女が悩む“うつわ”にふさわしいメニューとは? 料理のできないひよりに作れる料理はなにか……? 東京から岡山は倉敷、栃木の益子、そして静岡の菊川へ。二人が歩む“おいしい旅”。のんびりゆったり、心温まるフード&ロードノベル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
62
前回をすっかり忘れてたけど、出てくるお店が実在してて検索しながら 一緒に旅行している気分楽しく読めました。著者の取材旅行熱を大いに感じた。表紙を見てこのごはんはあそこのお店の…と思い出すのもまた楽しかったです。とくに倉敷の「くらしき桃子」イチヂクパフェ食べてみたい♡ そしてひよりさんの惚れ惚れするほどの食欲、こんなにたくさん食べて太らないなんて羨ましいなぁ。「だから一緒に歩いていこう 」からひよりの地元での告白にキュンとなったのに。あれ?てっきり付き合い始めたと思ったけど。。次回に期待!このシリーズ好き 2019/10/20
ぶんこ
51
たくさん食べられて、しかも太らない!うらやましい。くやしい。今回は倉敷と益子、掛川で、倉敷に特に行きたい気持ちがつのりました。ひよりさんみたいに一度にたくさん食べられたら旅行の楽しみも倍増でしょう。颯太さんのように一緒にいて一口おすそ分けしてもらいたい。このシリーズを読むと物語よりも食べ物、旅に興味が惹かれてしまいます。近所の図書館に無いので、取り寄せてまで読んでいます。まだシリーズ続きそうですね。図書館に入れて欲しいです。2017/09/05
佐島楓
46
読んでいてあたたかい気持ちになれた。食べ物ものは大好き。心まで豊かになるようで。思わぬ恋の成就もあったりと、楽しい一冊だった。2016/07/30
coco夏ko10角
36
第2弾。前作では岩手、北海道、今回は岡山、栃木、静岡へ。ひよりちゃんの食べっぷりパワーアップしてるような、可愛い。もっと旅する二人や店舗オープンまでを見てみたい。2016/11/15
瀧ながれ
32
目的地が定まりつつあり、ひよりちゃんのご家族にごあいさつもして、いつまでも「まいごなぼくら」ってわけにはいかんよなあ、というオトナ自分探しの旅々。カフェの料理を決める手がかりをうつわに求めるのは(このエピソードについては、土地柄という理由がありましたけれど)、とてもいいなと思います。シンプルな白いお皿も嫌いじゃないですが、使えるなら、自己主張の激しいうつわを楽しんでみたいですよ。そして今回も炸裂するひよりちゃんの胃袋ブラックホール。あのね意識してちょっとずつセーブしていかないと、中年すぎてから後悔するよ。2016/06/17
-
- 電子書籍
- アドリブ店長R 10巻
-
- 電子書籍
- ねこめ~わく 2巻