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内容説明
「資産運用は、金融機関の営業担当者に教えてもらえれば安心だ」
そんなふうに考えている人はいませんか。
「本当にいい商品(投信、保険etc.)」と「銀行でよく売れている商品」は違います!
世の中に発信されている金融商品や資産運用に関する情報の大半は、個人顧客に比べて圧倒的な情報力をもつ金融機関など、「売り手側」から出されているものです。本当に顧客の側に立っているという情報は多くありません。
そして、最も身近な金融機関である銀行の営業担当者は、お金や金融商品に詳しいプロであるという一面と、金融商品を顧客に販売してより多くの手数料を稼がなければいけないプロであるという一面をもっています。
そこで本書では、元銀行員で個人向け営業に精通している著者が、“顧客に勧めるときのアドバイス”と“家族に勧めるときのアドバイス”を対比したり、資産運用に成功している人の習慣や失敗してしまう人の特徴を説明しながら、本当に効率的な資産運用に取り組む方法についてやさしく教えます。
誰もが自分の力で資産運用を行なわなければならなくなっているいま、本当に正しい知識を身につけたい人、必読の基本書です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
43
自身の軸に従ったぶれない方針と手段。前者は、中長期視野での高中低のリスクに応じた分散。後者は、DC/NISAなどかな。本著の『時間分散』にも納得感。一方、言うが易し行うは・・・は、コスト削減と損失への耐久性。特に後者のマインドは文字通り忍耐力を問われているのだと解釈。利益相反とか難しい話ではなく、銀行・投資会社担当者の方々もビジネス。結局、自習と自己責任は前提なんでしょうね。日々精進します!(汗)2016/05/13
パフちゃん@かのん変更
42
まずは、手数料という基準で絞る。資産運用の王道は「幅広く分散し長期で持つ」だけ。例えば、国内株式、国内債券、外国株式、外国債券に分散。保険商品は資産形成に使わない。毎月分配型なども利用しない。2017/04/23
ごへいもち
33
長期投資、手数料を確認など、先日読んだ「預金バカ」と同様のことが書かれているので安心した。銀行が勧める商品は銀行を儲けさせるだけ。2017/04/02
デビっちん
24
おカネがないのに、銀行員や証券マンがやたら親切にアドバイスされたら、その話は断った方がよさそうです。忙しい銀行員が、おカネのない人に親切にしている余裕なんてないんですから。銀行員がオススメする資産運用は、お客さんの資産を増やすものではなく、自分の営業成績を上げるためのものであったりもするようです。銀行にとっては売り買いをした分の手数料が稼ぎとなるのですから。といった感じに銀行の考えや制度を解説してくれていました。他人任せではなく、自分で調べて責任を持って運用したいものです。2018/07/25
mazda
16
この本を読んで、投資=ギャンブルだと感じている人は、恐らく自分がわからないものに投資しているからだと思いました。投資信託はアクティブよりはインデックスがいいかと思いますし、非課税枠を広げる意味で確定拠出年金を使うことも手だと思います。何よりも、この本の主人公である銀行員に勧められたものを鵜呑みにすることは、余りよくないでしょう。多くの銀行は株式会社で、会社の利益を第一に考えた行動原理をとるはずで、顧客の損得を考えているかどうかはわからないからです。やはり、夜ぐっすり眠れる投資を心がけたいものですね。2018/04/15