講談社ラノベ文庫 フェアトラークの七剣人

著者名：谷蔵裕【作】/ｈａｎａｍｕｋｅ【イラスト】

講談社（2016/06発売）

• ISBN：9784063815382

内容説明

『剣人』――神と契約し、その力の強さから敬い、そして恐れられている存在。その剣人が、盗賊たちを率いて荒らし回っているという噂を聞きつけ、その調査を任されたセルグゼム王国の王宮魔道士の少女・イリア。道中で誤解によりイリアの護衛を倒してしまった剣士・カイ。責任を取る形で彼女に雇われることになってしまう。イリアとともに剣人がいるという噂の盗賊団を調査するカイだが、あっさり見つかり戦闘となってしまうが――

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しぇん]

ハイファンタジーですけど何か地味。昨今のお色気過剰なノリが無く落ち着いた作風が良くも悪くも作用しているのかなと。主人公が世間に対してわりと達観しているので落ち着いた物語になっているのかなと。あとヒロインが後から出てきた王女の方が魅力的でした。続き出れば買うかはその時の気分次第で。

2016/06/04

[真白優樹]

神と契約した人物が跳梁跋扈する世界で魔導士の少女と謎の剣士の青年が出会い始まる物語。―――神との契約、その意味とは。この世界はどんな世界なのか？　それは昨今の流行の要素で固められてはいない古き風が吹く、だがその風はどこか優しく郷愁の匂いを孕んだ風。そんな風が吹く古き良き世界の中で青年達は旅をし巡っていく。つまりは昨今の流行からすれば古いかもしれないが流行に疲れた人には清涼剤としてお勧めできる作品であり疲れたのなら息抜きにこの作品をお勧めしたい限りである。彼らの物語はどこへ行くのか。 次巻も楽しみである。

2016/06/08

[リク@ぼっち党員]

世間知らずのお嬢様とどこか達観した青年の冒険。古き良き物語って印象の作品。イラストとかイベントが淡々と進むようなところも昔のRPGっぽい。イリアは最初高飛車でどうかなって思ってたけど、後半はしっかり仲間を思い、ヒロインもしてたのでよかった。ただシルフィの方が一枚上手のようなのでこれからの冒険がどうなるか。

2016/06/04