- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
たかが掃除、されど掃除――。左の同僚の机、右の同僚の机、あるいは上司や部下の机を見回してみると、彼らの本性や仕事ぶりが滲み出てはいないだろうか。本田宗一郎、松下幸之助ら「日本の名経営者」たちが掃除や整理整頓を大事にしてきたのはなぜか。本書では、こうした歴史的な探究とともに、経営学の分野で2000年前後に起き始めた欧州発の新しい理論に着目し、組織における〈目には見えないけれども大切なこと〉を考察する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ようはん
14
今まで働いた職場だと1週間の内金曜日の夕方に掃除を行う、毎日朝礼の前に15分程度掃除を行うという習慣はあったなあ。それらも色々と考えあっての物だったのか。今の職場だと業者は入っているが自力で清掃しなければならないと考えていた状況でもありこの本はそれを進める大きな後押しになった。2020/09/14
しゅわ
7
掃除は大切だ。ということを色々な角度から示された本でした。2016/10/12
KAN
3
1年前に買って、半分読んだきり、ストップしていた。今回まとめて後半を読み終える。前半は掃除を経営に取り入れている企業の実例をもとにした統計的分析といった印象だったが、後半で自力から利他、他力へ、という仏教的、宗教的価値観が取り上げられて居るところが印象に残る。掃除は誰もがいいことだとおもっているが、組織的に取り入れていくにはそれなりの工夫と、率先垂範、指導者が必要なんだと思う。職場への愛着、仕事への愛着、これは人間として必要なこと。それが掃除で作り上げられる。2017/08/07
nnnともろー
3
アメリカ型経営(目的重視・合理主義・効率重視)の限界、見直し。掃除に限らないだろう。2017/04/12
まゆ
3
題名から想像できる以上のことはあまりない一冊だった。なぜ掃除がよいかというと、気付けなかったことに気付くようになること、あと掃除して成績が上がらなくてもきれいにはなっているという成果がえること。凡事徹底というイエローハットの創業者の言葉は20年一人で掃除をしたというだけあって印象的。2016/08/07