講談社現代新書<br> 都市計画の世界史

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講談社現代新書
都市計画の世界史

  • 著者名:日端康雄【著】
  • 価格 ¥1,265(本体¥1,150)
  • 講談社(2016/07発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062879323

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内容説明

都市の歴史は人類の叡智の歴史そのものだ! 「自然は神が造り、都市は人が造った」。権力者の思想、宗教、軍事上の理由、そしてあるときは衛生上の観点から、時代とともに変化する都市の姿を描き出す。(講談社現代新書)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

79
大学の授業の講義の一部を本にまとめられたようです。かなり古代からの話で近代にいたるまでの話が編年体形式で書かれています。ただやはり教科書的で若干面白みに欠ける気がします。参考文献や注などかなりしっかりして史料価値のほうがあると感じます。私は原広司さんの「集落の教え100」を読んでいるのでこの本もすんなり読めました。ヒトラーの都市計画についても述べてほしい気がしました。2015/09/22

T2y@

29
“自然は神が創り、都市は人間が造った。” 古代帝国時代、封建社会、産業革命時期など、歴史の背景とその時代の地図を合わせて読むと、街がなんと面白く見える事か。 建築・都市開発の知識が無くても読み易く、史跡巡りの旅に行きたくなる一冊。2016/02/23

ゲオルギオ・ハーン

24
世界の都市計画について、古代から現代までまんべんなく解説した一冊。時系列にみていくことで都市に求められることの変化が分かるほか、技術の発展により建築の仕方も変わっていくことが分かる。例えば、大砲の登場はそれまでの城壁の作り方を否定するものでもあったため、都市人口が増えていくこともあってどんどん破壊されていった。また、せいぜい高さ制限とエリア分けしかしていなかった街づくりも計画化が進み、秩序ある都市が出来ていく。都市が計画的に建てられるということは建物も間取りにもゆとりと役割分担が出てくるのも分かった。2025/06/08

雲をみるひと

12
都市計画総論といった内容。大学の講義がベースなので、論文形式であまりストーリー性を感じない文書。どのようなタウンプランがどんな背景の時代になされたかわかる反面、各プランのディーテールにあまり踏み込んでいないからか分かり難さも覚えた。2020/02/12

不純文學交遊録

9
古代から現代まで都市計画の歴史を概観できる貴重な新書。都市の原型は城塞にあり、住居や道路の格子割が生まれた。バロック都市は強権的で社会性を欠くが、現在では観光資源である。城壁に囲まれた都市は過密化し住環境が悪化。社会改良主義者たちが理想都市を考案した。かっての城壁は公共施設や環状道路となる。近代都市計画によって画一化した都市に多様性を回復するのが今後の世界的な課題。日本の都市には城壁がなく、スプロール的に拡大し、欧米の都市計画との大きな差異となっている。図版は豊富だが、新書サイズの制約が惜しい。2023/01/02

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