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内容説明
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誤解だらけの食情報を検証する。アミノ酸は体によい? ワインはアルカリ性だから体にやさしい? ビタミンは、天然がよくて、合成はだめ? 健康との関連で食を語ることが「常識」となった今、確かな根拠がないままに、まことしやかに語られる「食べもの神話」の数々を科学的に検証。食べものが健康に及ぼす「効能・効果」を過大(あるいは過小)に評価する「フードファディズム」から身を守り、正しい食の知識を身につける!(ブルーバックス・2003年9月刊)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
21
#説明歌 噂には踊らされないために読も栄養食品成分理解 p.s. 食べ物神話という最近のテレビ、雑誌の流行には落とし穴があることを示そうとしています。 砂糖不使用だから安心?というのは、砂糖不使用で安全かという視点がすぐに思いつきます。 たしかに、誤解だらけの食情報だということは検証によってよくわかりました。 結論としては、情報に踊らされないでということのようです。2017/09/18
ヨハネス
6
2003年の古い本。「これさえ食べればダイエット」や痩せ薬で命まで落とす事件があったりした頃のようです。現在改善されていればいいけど。もちろん今となっては「信じるほうがバカ」で済みますが、知らなかったことも少しあり。クランベリー・プルーンは痛風に悪いんだ。そば粉のたんぱく質は植物性でも良質で、動物性でもエビカニイカタコ貝類は制限アミノ酸があるから良質たんぱく質に属さない。普通に食べるとたんぱく質は摂りすぎになりがちというのは信じられないけど、野菜信者だったあたしがファディズムに侵されていたのかもしれない。2017/10/31
akane
5
食品を 「保健効果」 として食べるのではなく、素直に 「おいしい食事」 として食べましょう、という著者の考えは素晴らしい。チョコやワインでポリフェノールを無理にとらなくても他の食材にもいろいろあるのに、とか、ナトリウム量の表示から塩分量を知るとか、栄養のプロならではの視点が満載。ポテトチップス・フライドポテト・かりんとうの記述が出てきたとき、心底日本のマスコミに腹が立った。2002年に「このニュースに気づいてくれるな」 の如くちらっと発表しただけとは。これらの商品は私なら2度と買わないし食べたくない。2014/10/30
TETSUYA
2
ちょっと古い本ですが(2003年)、2014年の今も状況は変わってません。フードファディズムという言葉を知っているか知っていないかだけでも差が出てくると思いますので、こういう本は読んだ方が良いですね。2014/07/06
絹恵
2
食べ物を選ぶ時にさまざまな情報に惑わされないようにする為の、知識と意識を得ることが出来る本です。流れてくる情報を全て受け入れるなど信用しすぎないこと、「絶対」というものはないのだと理解して、食べ物を選ばなければなりません。まずはじっくりと自分で考えてから、食べ物を選んでいきたいと思いました。