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内容説明
西欧文化の輸入に頼り、「いかに知るか」ではなく、「何を知るか」だけが重んじられてきた日本では、問題解決のための論理はいつも背後に退けられてきた。本書は、「なぜ」という問いかけから始まり、仮説を経験的事実の裏づけで、いかに検証していくかの道筋を提示していく。情報洪水のなかで、知的創造はいかにしたら可能なのだろうか。著者みずからの体験をとおして語る画期的な理論構築法が誕生した。(講談社現代新書)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デビっちん
30
演繹法と帰納法という問題解決に必要な知的創造方法について、著者自らの理論構築の体験を交えながら解説してくれています。経験的な事実を超えた概念を把握し、その因果法則に基づいた理論を構築、その理論をどう経済的データで検証することを学ぶことができます。大学1年生時に何度か読ん本なんですけどね、学生と社会をつなぐ良い本だなと感じました。2017/10/29
さきん
28
ただ、イデオロギーを並べたててそれらしいことを述べても、現場にいってきてそれらしい事実を把握しても、そこにしっかりとした方法論が組み立てなければ、科学ではなく、ただの主張、言論に過ぎないとし、それを科学たらしめるため、原因と結果の因果を把握し、仮説を立て、独立、従属変数を決めて、他の変数を固定するという新説創造への手順を詳しく解説する。ジャーナリズムに対する建設的な提案が素晴らしい。主義主張を取り混ぜても、結局は客観的な科学的検証に基づかなければならないという指摘はその通りだと思った。2017/02/08
べっち
25
★★問題や疑問から結論を出す方法が書かれている。30年以上も前の本であるが非常にわかりやすい。大学生になったときに読んでおきたかった。そうすれば、もっといい論文が書けたかもしれない。日常生活に応用できる部分もあるが、学術的要素が強いので、大学生や研究者向きなのかなと感じた。2015/01/30
犬こ
20
1979年初版以来のロングセラー。当時と比べさらに情報洪水に溢れる現代だからこそ、その知的創造の原理原則の考え方の原点にたち戻ろうとこの本が注目されている模様。内容難しい箇所もありますが、統計の考え方も出てきて、全く古く感じません。2015/12/29
masabi
19
【概要】社会学的方法論の入門書。【要旨】原因と結果の因果関係をいかに把握し説明するかという方法論を解説する。時間をおいてまた読みたい。2018/02/13
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