ブルーバックス<br> 酵素反応のしくみ 現代化学の最大の謎をさぐる

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ブルーバックス
酵素反応のしくみ 現代化学の最大の謎をさぐる

  • 著者名:藤本大三郎【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 講談社(2016/07発売)
  • 初夏を満喫!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン (~5/18)
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  • ISBN:9784062571524

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内容説明

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酵素はどのように化学反応を速めるのか?酵素は生物の体の中のようなおだやかな環境、つまり常温、常圧で中性に近い状態の中で、たくさんの物質の中から特定の物質(基質)だけを正確に見分け、数千万倍から数億倍という驚くべきスピードで化学反応を進行させる。なぜ、どのようにしてこんな働きをすることができるのか? 現代化学の最大の謎とも言えるこの酵素の不思議な働きをタンパク質の立体構造から平易に解説する。(ブルーバックス・1996年12月刊)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ビイーン

22
酵素について勉強になりました。2019/04/30

ゲオルギオ・ハーン

15
化学について入門書をかじった程度でもスラスラ読めた分かりやすい親切な一冊。初心者向けであることをとても意識されていて、基本的な用語の説明から入っていることもとても助かった。おかげでいまいちよく理解できなかった酵素について理解することができました(細かい種類については追々覚えていきます)。酵素関連の読み物があれば読んでいきたいと思います。2020/08/16

Hiroshi

5
酵素の触媒作用のメカニズムをわかりやすく解説した本。酵素は、生物の体の中という低い温度、中性のpHの水の中で多数の合成反応を含む化学反応を進行させる触媒の性質をもつ。一般に化学反応を速くするためには、高温・高圧にして分子を活性化し、分子同士の衝突の回数を増やす必要がある。酵素は低温でも10の7乗から20乗倍くらい反応速度を速めるという。その訳は、酵素が目的の基質をがっちり捉え、基質である有機化合物の反応させたい部分にピンポイントで反応を促すからだ。アミノ酸の配列順序により決まる酵素の立体構造がポイントだ。2016/09/22

センケイ (線形)

3
分かりやすい導入に始まり深いところまで切り込んでいく。生体内の酵素がなぜ活性化エネルギーを下げるのか、驚きの連続だった。確かに一部の具体的な例にはとどまるが、それはそもそも現在の科学で解き明かせていることが限られているためだろう。もちろん少し前の本なので、もう少し科学が広がっている可能性もある。とはいえ、オススメしてもらっただけあり、上で書いたようなきれいな流れは、今なお色あせない名著と言えるだろう。2019/04/06

ぐうたらパンダ

3
 酵素学の入門書として、生化学、化学等の基礎知識が一冊でコンパクトにまとめてあるので、知識を生理するのには良かった。残念ながら、肝心の酵素反応がどのようにして起こるのかについては入り口にたったところ、といった印象だった。(この本の発行後には解明が進んだのかもしれないけど)2015/06/22

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