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内容説明
世界一わかりやすい会計学。決算書を読みこなすために必要な知識はたった5つでいい! 20年に及ぶセミナー講師の経験が生み出した秘訣を惜しみなく大公開。最後まで読み通せ、理解できることを保証します。(講談社現代新書)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
32
良書。決算書を見る機会はあるが苦手だ。普通の解説書はまず専門用語の勉強だが、覚えきれないしすぐ忘れる。著者は五つの項目(負債、資本、収益、資産、費用)の大小関係と動きだけ見たら考察に入って良いと言う。細部は必要な時に見れば良く、重要なのは経営実態を考察する事、その為には決算書を楽しむ事だと言う。料理を賞味するのに調理の技能や知識は不要であり、同じく決算書を見るのに作成者レベルの知識など要らないとの認識だ。卓見だと思う。「学ぶ=真似る」式教育の強い日本では、この手のワナに嵌りがちだと気付かせてくれる。2018/11/24
俊
8
ややこしい決算書の読み方を非常にわかりやすく説明している。決算書を読む際に注目する部分は「負債」「資本」「収益」「資産」「費用」の5つ。あとは損益計算書の各種利益の大まか意味を知っていれば良い。簿記を勉強する前に読んでおくとイメージが掴みやすくなるかもしれない。面白さを求めて買った本ではないけれど楽しく読めて満足。2019/04/20
でんすけ
7
「決算書を読む人には、決算書を作るための知識は必要ありません。」「基本となる5つの要素(資産、費用、負債、資本、収益)と、各種の利益概念(営業利益など)を知っておけば、十分に読みこなせる書類です。」とてもシンプルで分かりやすい、会計書類を「読むため」の知識。そして、決算書を読むことは、面白い。ということ。2025/04/29
せっちゃんさん
6
読んでスッキリ頭に入る内容。「見るべき場所はここ!」「で、見方はこう!」冒頭でズバッと説明。ちなみに見る場所は5ヵ所、見方は3パターンと至ってシンプル。後は、実例に沿って解説。個人的には、BS・PLの関係が、”一緒だったものをブチっと分けってます”の解説がホント分かり易かった。こうやって言葉で説明できるって大事だと、改めて気づかせてくれる。新入社員に必読の本は?と聞かれたら絶対勧めたい一冊。2020/04/05
Yudai
4
図書館本。数年前、特に大志もなく簿記を勉強してみました。それなりに楽しくはありました。でも、末端接客マンの身としては、仕事で使うわけでもない簿記理論は実感を伴わないパズル的なゲームでしかありませんでした(だからこそ楽しめたのかもしれませんが)。決算書も読んだところで言語化して誰かに説明できないし、ザッと印象を大掴みもできない。筆者さんが言うように決算書を読む知識と作る知識は別なのでしょう。この本を読んで、ゲームのキーワードに過ぎなかった用語が少しだけ肉をもって動き出した気がします。オススメです★2019/02/09