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内容説明
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化学の“難関”を楽に乗りこえる。物質の基本である原子や分子で、電子が離れたりくっついたりしたものがイオンです。酸とアルカリの反応も、電池のメカニズムも、イオンなしでは語れません。そして、イオンを正確に理解することができれば、化学の大半はわかったも同然でしょう。本書はそんなイオンに焦点をしぼり、米山先生お得意の対話形式で読物風に仕上げられています。イオンが好きになり、化学が好きになること請け合いです。(ブルーバックス・1992年5月刊)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
K.H.
9
理系のお父さんが二人の子供に実験を通してイオンについて教える、という体裁をとっている。どうしてこんななくもがなの物語仕立てにしているのか、読んでいて疑問というか不満足に思っていたが、最近たまたま子供に教える機会を有したところ、なんだか少しだけ納得した。まあそれはともかく、読んでも相変わらずわたしはイオンが好きじゃないし、化学はつらい。2024/10/14
Hiroshi
3
研究所勤務の化学者とその子らとの会話形式で進むイオンの本。課題を出して解いていく方式なので、高校化学の教科書と違い面白い。まずは水の話から。水は極性分子であり、水素結合をするので、沸点や融点が他の水素化合物と連続性がない特殊な分子だ。これを学習してイオンの話へ。水に溶けた食塩はNa⁺とCl⁻として存在するが、NaClと存在する場合と比べ分子数が倍になるため凝固点が低下する。このこと計算して立証するなど、ただの暗記ではなく理解させようとしている。ph=log1/H⁺で表されていることなどすっかり忘れていた。2015/12/31
まーみ
2
米山さんのブルーバックス2冊目〜♪最初のほうは前回読んだ「化学ぎらいをなくす本」とほぼ同じかな?と思いきや、水の性質を中心に親子の会話と実験が展開されていくのでまたまた勉強になりました。ファンデルワールス力とか、水素結合とか、わかりやすかったー!水が特別な性質を持っているというのもよくわかりました。もはや神秘的だし、分子の構造をマニアックに研究する人の気持ちがちょっとわかったかも(笑)米山さんの作り出す家族の会話、いちいち脱線する遊び心がクセになる〜♪2016/01/31
Toshiro Shimura
1
だいたいにして化学本の書名の付け方は難しいと思うが、本書のすごいところは水に対する考察。それがイオンとは何かという後半の話題につながっていくのだけど、それで書名を「イオン」にしてよかったのか。だから本書は書名で損をしている気がする。 水の極性などが水の物性を決め、イオンと相乗効果を起こしているのがこの世の成り立ちということがわかって驚く。だから、別にイオンなんて好きでも嫌いでもよいわけで、それを書名にしたのはいかがなものか。本書はいろいろ驚かしてくれるから化学やイオンがつらいなんてこともないわけです。2015/09/13
ミチル
1
イオンが実生活とどう関わっているかを、分かりやすく解説しています。2010/11/25
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