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内容説明
ヤクザの抗争でホステスが死亡。暴走した一組員の犯行だったが警察は暴対法成立前夜の当時、世論喚起すべく親分の刑事責任を問いアリバイのある川口和秀を逮捕、共謀共同正犯に仕立てた。最初は子分の罪を負う覚悟だった川口も警察の陰謀と冤罪計画を知り無実を訴える。以来、22年間の獄中生活を経てなお再審請求する川口の国家との闘い――。
(『冤罪キャッツアイ事件』改題)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
チェアー
11
侠客、男気ともてはやすが、それはあくまでも背景に(行使しなくてもいい)暴力があることが前提だ。そう考えると、私はやっぱりこの川口組長とヤクザ(暴力団とは少し違うのかもしれないが)をまったく評価できない。筆者の完璧な持ち上げ文章は読んでいて気持ち悪くなった。ただ、だからといって冤罪であっていいとも思わない。法治国家なら、どの人にとっても同じように法律は適用されなければならない。「反社会的勢力」とくくって、国家が一方的に暴力を奮い、社会から見えなくすることで作られる「安全な社会」っていったい…。2016/11/15
mim42
8
司馬遼太郎「燃えよ剣」で知る新撰組のような感覚で川口会長のことを知る。若くして組の長に就いたが、部下の犯した殺人教唆の罪で計22年間を塀の中で過ごした川口会長。美談にして良いのかどうかわからないストーリーもあるが、川口会長の魅力は伝わった。ヤクザである以前に人間なのだ。誇張もあるかもしれないが、警察検察による冤罪、看守等による暴力、裁判所の事なかれ主義は根絶しなければならない。ヤクザもカタギも警察も法曹も関係なく、法の下の平等と「疑わしきは罰せず」の原則が徹底されなくてはならないよな。2024/03/03
毒まんじゅう
3
改めてヤクザってなんなんだろうって考えてしまいます。ここに書いてあることが本当なら…2016/08/09
YumiMori
3
ヤクザと憲法。都合がつかず観れずに今日まで来ましたが 何処か上映してないかとグーグルさんに聞いてみた(-_-)2016/07/28
にゃおまる
2
ヤクザであることと 憲法はべつものである。 日本は法治国家ではないのか?これが進むと特効警察などが生まれるのではないのか?余波は一般国民に来てもおかしくない。2016/12/10
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