内容説明
大嵐で橋が崩壊し陸の孤島と化した立場(宿場間にある休息所)で、三人の惨殺死体が発見された! 偶然居合わせた十二人の男女は互いに猜疑心をぶつけあう。謎めいた武士、正体不明の若い娘、曰くありげな浪人、胡散臭い行商人……。だが、相互不信を嘲笑うかのように次なる悲劇が起きる。殺しの下手人は一体誰だ? 人気沸騰シリーズ第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
84
万願堂黄表紙事件帖「品川女郎謎噺」2巻。地本問屋満願堂にコケにされた戯作者久平次さん、いつずけてた遊女の話から書き上げた殺人事件、満願堂にお墨付きをもらえて良かったですね。 2016/09/02
深青
14
シリーズ2作目。時代物でクローズドサークルのミステリーって言うのは新鮮でした。多少人物や場所の把握が大変でしたが、楽しく読めました。2016/09/10
デジ姫
5
途中挫折・・同じ本を図書館で借りないためのメモ帳替わりとして。2016/11/27
ひさか
1
2006年6月幻冬舎時代小説文庫刊。書下ろし。シリーズ2作め。嵐で陸の孤島と化したところでの女郎殺人事件が、戯作の内容として語られる。なるほど戯作内容とすれば、どんな話でも、かまわないわけだが、推理小説だとすると、登場人物や設定にやや工夫が足りず、読み辛さが目立った。2016/08/25
goodchoice
0
話の中に違う筋立てを用意し、なかなか凝った展開となっている。次作は主人公を中心に話が進むと巻末に作者が書いてあったので楽しみにしたい。2016/11/01