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内容説明
嵐山流旅行術の集大成! いま国内旅が贅択だ。極上の湯、寿司、ラーメンを求めて東へ西へ。活気みなぎる繁華街や廃れゆく観光地の隠れた魅力を堀りおこし根室から鹿児島まで走破した、極私的旅行ガイド登場。(講談社現代新書)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろべると
7
もう20年以上前の本だが、独特の文体で温泉紀行を綴る。高級旅館にも泊まり、美味いものを食べまくるが、一方でカップ麺を啜ったり、不味いもの、寂れた風景に味があるとも言う。おそらく一介の?サラリーマン生活の経験から得られた、著者の信条であるのだろう。それにしてもよくもこれだけ日本全国津々浦々の温泉を回ったものだ。それも雑誌の連載ということで、常に複数の編集者を従えて。彼らが会社の経費で同行して飲み食いしまくる様には違和感を禁じ得ないが、かつてはそうしたことも許されたのだ(もしかして今もやってたりする?)2022/09/19
hitsuji023
4
のんびり旅行はするのも楽しいが、読むのも楽しい。 温泉とビールは最強の組み合わせだと思う。 2016/02/14
雲をみるひと
3
15年前に出版された旅行記。旅先はローカル線や温泉にターゲットを絞っているわけでなく、作者のセンスで決められているように感じた。そのためか全10編の中で濃淡が見られる。個人的には北海道編が面白かった。 この作者が好きな人にはよいかもしれないが、やや纏まりのない印象を受けた。2018/11/23
にゃん吉
1
日本全国の温泉をローカル線で巡る旅。一日にいくつも温泉に入って、それぞれの温泉の特徴を多彩且つ独特の表現で形容するあたり、温泉がホントにお好きなのだなと。気の合う友人と、温泉に入り、土地の美味しいものを食べ、呑んで、興に乗って俳句を詠み合う旅の様子が、何かとても惹かれるものがありました。 2019/04/30
jupiter68
1
いいわ。自宅で読んでもよし。旅の最中で読んでもよしだ。非日常の中に身を置けることは新しい発見があっていい。旅はいいものだ。その意味では、日本はある程度の大きさがある国でよかった。シンガポールやバチカン市国などに住んでいると国内旅行はできないから。これを読み、さらに出かけたくなる。2018/08/07