講談社現代新書<br> 「しきり」の文化論

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講談社現代新書
「しきり」の文化論

  • 著者名:柏木博【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 講談社(2016/07発売)
  • 初夏を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061497191

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内容説明

人と「しきり」の関係に迫る刺激的論考! 自己と他者・ウチと外・聖と俗・日常と非日常・私と公。いずれも「しきられた」両方の世界を表す言葉である。「しきり」をキーワードに文化・社会を読み解く。(講談社現代新書)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

233
人間はしきりをどう意識して来たのか?そしてネット社会になっている中、どう変わっていってるかがよくわかる。こういう問題意識を普段持たないので興味深く読めた。やはり間取りから考え方が分かるなぁ。2020/05/19

mura_ユル活動

127
学生の頃に読んでいた柏木さん。かなり久しぶりに拝読。しきりの概念から自己と非自己のしきり、自己と他者、人間関係。集団と個。西洋と日本の建築のしきりとその対比。デ・ステイルから日本の住宅へのデザインの変遷。日本の緩やかなしきり、障子・御簾・襖・衝立・格子戸・屏風。縁側など住まいに自然環境に対峙せず、受け入れていることが、しきりの仕方に大きく影響を与えた。履物を脱ぐ玄関は日本独特のしきり。「畳の上で死ぬ」ことは三途の川を裸足で渡るため(履物を御棺に入れますが)。2004年の著。続く→2021/02/07

アナクマ

26
(p.79)「世間」や「そと」に対して「わたし」がある。「わたし」は「うち」になるのだが、この「うち」は「わたし」よりも拡大する。「家庭」であったり「わたし」が属する特定の集団である。つまり「うち」の範囲は状況によって変化する。内側の世界は、しきりかたによって自在に変化するのである。ちょうど「屏風」のように、しきりの場所を移動することが可能なのだ。2017/10/09

アナクマ

18
(p.44)「わたし探し」は、わたしの境界を探す旅なのである。わたしと他者との境界の存在こそ、わたしのイメージを確固としたものと感じさせ、わたしを安定させてくれる。(p.79)「うち」の範囲は状況によって変化する。うちの学校、うちの会社、うちの町、うちの県…。屏風のように、しきりの場所を移動することが可能なのだ。「世間」という範囲も(また同様である)。(p.175)もっとも大きな境界とは、この世とあの世との境界である。この境界を越える時も、わたしたちはやはり履き物を脱ぐことになっている。2026/01/06

take

5
物理的なしきりの話だけでなく、心理的、象徴的なしきりの話も多く、面白かった。第三章で「境界を越える時、人は靴を脱ぐ」という話があったが、飛び降り自殺の時(=生死の境界を越える時)、靴を脱いで揃えるというのもそういうことなのかな...。2019/02/06

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