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内容説明
一神教は人間の「罪」の意識から生まれた! 複数の神を信じていたユダヤ人が、一神教に変わった理由、ユダヤ教から派生したキリスト教が世界宗教に広がった理由を探りながら、人間と神との関係を問い直す。(講談社現代新書)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
樋口佳之
34
突き放した形で論ずるとこうなるのかなあ。この論考宗教のところに人が重んじる理念、イズム何を入れても成り立つような気がするなあ。2020/08/03
Ai
11
ユダヤ教からキリスト教への分岐を丁寧に解説。神は救ってくれなかったという事実を埋め合わせる思考・論理は、宗教の限界なのではとも考えてしまう。また矛盾を糊塗するような論理の分岐が印象深い。キリスト教とイスラム教の違いも、このあと勉強したい。2020/07/11
ジュンジュン
8
「民族宗教だったユダヤ教がどのようにして一神教的宗教になったのか、さらにそこから分かれたキリスト教はどのような意味をもっているのか」(あとがきより)という魅力的なテーマを考察する。ただし神学的に。一神教の誕生~バビロン捕囚に際してユダヤ人を助けてくれなかった神を助けるために(存在意義をなくさない為に)、契約の概念を生み出し人間側に罪があるから神は助けなかった~までは面白かったが、後は神学的アプローチに終始してしんどい。また、9・11直後の状況に引っ張られた記述が随所に見受けられる(02年5月刊)。2019/10/26
Junichi Wada
7
なかなか難しいお話でした。予備知識がないなかで読むと困難な読書となりました。2019/09/14
富士さん
6
初めて読んだ時は何も感じなかったのですが、読み直してみるとイエス・キリストが見事にユダヤ教史に位置づけられており感動しました。安易に権威に寄りすがらず、理不尽な既存の社会秩序を無視する、反律法・反神殿というイエスの立場は確かに革命的で、反社会的であり、司牧的な権力者にあえてならない姿勢は、衆愚に追い込み自尊心を満たす醜い坊主性とは無縁のすがすがしさで、確かにこれは長く尊敬され、処刑されるのも無理はないと納得できました。今まで空々しかったイエスをぐっと近くに感じることができただけでも読んだ意味があります。2016/08/09
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