内容説明
生きていれば悩んであたりまえ。迷ってあたりまえ。サラリーマン生活を経て、大本山永平寺で修行後、カリフォルニア在住30年。現在、海外発の本格的な禅宗様式の寺院、天平山禅堂建立プロジェクトのために日米を奔走する73歳現役和尚が語る世界一オープンマインドな禅の教え。
目次
プロローグ お坊さんだって、悩んでる。
第1章 あれこれ考えないで、坐りなさい。
第2章 いい仕事をするための、心をつくる。
第3章 アメリカ人は、禅のどこに惹かれるのか?
第4章 この世は、お粥でできているわけではない。
エピローグ アメリカの山奥で、ただ坐る。―天平山禅堂プロジェクト―
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SOHSA
34
《kindle》著者はサラリーマンを経た後に曹洞宗の僧侶となった経歴を持つ。最近よく読む禅関係の本の著者はこうした経歴を持つ人が多いような気がする。いずれにせよその社会経験と得度後の修行経験が読み手にとって大きな説得力を持つ源泉となっていることは否めない。本書も著者の半生が穏やかに語られつつ、読み手はその行間に多くの教訓を得ることができる。禅に関する本でありながら、優れたビジネス書でもあり得る。職業人としての自分と我が組織を改めて見つめ直す良いきっかけとなった。それもまた縁ということなのかもしれない。2020/05/07
たかこ
8
日本人は世界一マインドフルな民族である。日本の伝統的な日本文化(茶道や剣道など)は、術を競うのではなく、精神修養を兼ねた「道」である。そして道の極意が禅でいう「不二」である。と、禅問答のようになってしまうけれど、単純作業であっても正念という「いま、ここ」を意識して、最後まで丁寧にやりきろうとする、より良いものを期限までにしっかり仕上げるのが、日本人の心に脈々と受け継がれているのではないか、と日本人たらしめるもの、それは長い年月の間培われてきて精神文化なのだと思う。2019/10/30
harhy
6
座って、その人なりに悟るしかない。2022/07/25
みーの
2
秋葉玄吾師が自分の半生をご自身で語っています。時々仏教用語を使っていますが、難しい話はなく、意外に楽に読めました。この手の本って何回か読み返すと実は味わい深いものなのかもしれません。2016/07/12
wwb
1
著者の自伝に近い一冊。タイトルから期待される内容はかなり少なかったかな。自分にはちょっと変わったビジネス本にしか思えなかった。座禅は瞑想と違ってただ座るだけということで、あまり理論的なものは少ない印象。禅の考えはタイトル通りとにかく座禅する他なさそうだ。2020/11/14
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