同族経営はなぜ3代で潰れるのか? ファミリービジネス経営論

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同族経営はなぜ3代で潰れるのか? ファミリービジネス経営論

  • ISBN:9784844373643

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内容説明

日本と世界のファミリービジネスから学ぶ3代・100年を続く会社になる「仕組み」のつくり方

オーナー経営者にとって、「売上・利益アップ」「資金繰り」よりも必要なことがあります。

同族経営(ファミリービジネス)にとって重要なことは、
家族や社員との円滑なコミュニケーションです。

そのような問題を乗り越え、家族、社員、地域社会を上手くマネジメントしていくための
知識を知っておく必要があります。

ファミリービジネスは、日本の会社の90%を占めているといわれていますが、
規模が小さく改革が遅れ非常に厳しい経営を強いられているケースが多くあります。
数多くの問題や事例に接してきたファミリービジネスコンサルタントの筆者が、
海外の事例も紹介しながら、オーナー経営者の悩みに答え、
自信を持って経営をしていくための知恵を提供します。


目次(抜粋)

第1章 戦後生まれの同族企業が危ない
仕事と家庭の距離が広がった 老舗企業大国の背景にある「イエ」制度 欧米のファミリービジネス研究
ファミリービジネスの経営とは

第2章 ファミリー企業の競争力の源泉
ファミリービジネスの独特の構造 ファミリーは競争力の源泉 ファミリーの力学
ファミリービジネスの構造的な課題

第3章 ファミリーの幸福とビジネスの発展の両立
ファミリーガバナンス 話し合いの目的 文章化することの重要性 ミーティングの場づくりの進め方
ファミリーミーティングを進める上での注意点 ファミリーガバナンスに効果があるのか ビジネスガバナンス
ファミリーとビジネスのバランス

第4章 事業承継でファミリーの強味を次世代につなぐ
事業承継の計画を立てる 現社長の準備 後継者の準備 ビジネスの準備 ファミリーの準備
オーナーシップの準備 オヤジ対ムスコの対決

第5章 ファミリービジネスアドバイザーの選び方

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

3
日本の企業の8割は同族経営だが、その割には経営学でも同族経営に関する研究は主流ではない。ファミリー経営は家族と経営(情緒と理性)という2つの相反する要素を統制する事が必要で、特にファミリーの統制は生活、愛憎が絡むので相当難しい。大塚家具騒動も世代交代に必要な過程と理解できるが、あれは家の中でやるべき事なのだと思った。2016/03/18

Suzuki Takumi

1
いろいろな葛藤がやっぱりあるから・・・・。どの立場もわかるから、難しい。2015/04/29

めろん

0
同族経営の会社は、きちんと仕組みを構築しない限り、通常3代で終わってしまう。それを永続させるための方法が書かれた本。最も大切なのは「ファミリーとビジネスの境界線のマネジメント」であるという。ファミリーはビジネス的に、ビジネスはファミリー的にマネジメントするのが基本的な考え方だそうだ。オーナーの独断専行ではなく、社外の目を取り入れつつ一人一人の社員が会社の行く先を理解し、力を発揮できるように経営することが必要になる。2016/12/18

ハパナ

0
自身が四代目の社長で、またファミリービジネスのコンサルタントとの事です。 あまり同族経営に向けた書籍に馴染みが無いのですが、なんとなくオリジナリティを感じました。 事業を一度は成功させるという所をクリアした前提で進む内容ですが、ステージ毎の役割の変化に対応していく事は難しいのでしょうね。 社内意識の方向性を揃えるという点において、同族経営はまさしく諸刃の剣になります。 全く別分野ですが、歌手の”忌野清志郎”と後輩である”ハナレグミ”がデュエットで歌った場面を思い出しました。 理想のような気がします。2015/05/09

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