内容説明
家事や育児において、妻の「してほしい」と夫の「しているつもり」の差は、想像よりもはるかに大きい。のみ込んだ怒りが頂点に達した妻の抱く最後の希望は「夫に死んでほしい」……。世の男性たちを戦慄させる、衝撃のルポルタージュ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スパシーバ@日日是決戦
98
{2016年} 「エンゲージリングは世界で一番小さな手錠。結婚の意義に気づいた者だけ幸せになれる」「結婚は合わない者同士をくっつける神様のいたずら。結婚を通じて人間としてどうあるべきか自分を知ることに意味がある。結婚でダメになるか人として懐が大きくなるのか分かれる」。共働き夫婦が子供を授かると、妻はキャリアを捨て育児や家事に専念するために離職(再就職は難しい)。子育てが一段落し平穏な日々が過ぎ去るも、愛していない夫の介護が待ち構えている。ひたすら死を待ち続ける、あるいは即離婚の選択もあり得る..。2016/08/06
☆よいこ
76
帯「ウチは大丈夫?」って大丈夫なハズないやん「夫が妻から嫌われてるかな、と思う5倍は実際に嫌われていると思ったほうがいい」だよな▽女は~とか男は~とかの性差感情論ではなく、雇用や労働の社会的問題に目を向ける。憎いなら離婚すればいい。ところが離別よりも死別の方が経済的に圧倒的優位がある。だからこそ妻は夫の死を願う▽赤裸々に語られる妻たちの言葉は人でなしの様にも思われるが、そもそもの根本は「恨み・復讐心」よりも社会的な「母親ペナルティ」が大きすぎることが問題だろう。はやく夫婦別姓になればいい。2016年刊2024/02/28
にいたけ
48
この本のレビューは書きにくい。会社で勧められた本。2022/07/06
リノン
38
男性がこのタイトルを見て、怒りや疑問を感じるタイプもいれば恐怖を感じるタイプもいると思います。うちは前者でした・・・。だから、私がこの本を読んでいるのでしょう。「離婚すればいいじゃない」というのは違うのです。これは夫を家庭から自由にし、財産がなければ妻と子供は不利になるばかり。生命保険、団信や遺族年金制度に負けないよう、パートナーに対する言動にも気をつける必要があると思います。どちらが上とか下とかなく、対等な立場だと意識すれば思いやりの気持ちも湧くのかな。夫をアスペルガーと疑う気持ちも分からなくはない。2016/06/03
ケロコ
34
【図書館】怖かった。私もこんな恐妻だったに違いない。恐妻になるには理由があるのだと、共感しながら、時に首をかしげ恐る恐る頁をめくる。子育ての闇、子育ての長いトンネル、働きながら子供を育てることの大変さ。自分は通りすぎてから色んなことに気づいたけれど、渦中の妻(母)たちには周りが何を言っても聞き入れたくない強い憤りがあることも知っている。今になって無駄に疲弊してきたことがわかってきた。「正解なんてないんだよな」と思って、とても寂しい気持ちで読み終えた。「愛の三原則」と「非勝三原則」は大切だと激しく同意する。2017/10/20
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