内容説明
気に入らないこと、腹の立つこと、わずらわしいこと……。生きていれば、嫌なことは無尽蔵にある。しかし、それに惑わされていてはキリがない。気取らず、飾らず、落ち込まず――。作家・清水義範が、日本随筆文学の傑作『枕草子』を読み解き、「強く賢く生きる」知恵を解説。・「嫌いなものは嫌い」で大いに結構・一歩引いて見れば、「恥」もまた愉し・シャクなことがあっても「言わぬが花」・「いい人をやめる」と、もっと自由になれる・やっぱり最後は、「笑うが勝ち」などなど、大人の「人生流儀」が楽しく学べます!ちょっと「毒」のあるくらいが、人生、味わい深くて、面白い!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
としP
13
清少納言の人柄や、お仕えする中宮定子への想いがよく伝わってきた。思ったことを率直に表現してあるところが爽快である。2018/11/25
かしまさ
3
自己啓発本ぽいタイトルだけど実は「枕草子」解説本。女性のエッセイあるあるを解説。徒然草について解説した男性のエッセイあるあるも今度読んでみよう。2016/05/23
NBかえる同盟
2
清水義範なのに買っていないことに気づき、GWの書店巡りの際に入手。『枕草子』を通した生き方本…というか『枕草子』を通して清少納言をひたすら褒め称える感じ。枕草子に少々詳しくなれたので、なぜか何度も途中で挫折している「はなとゆめ」を今度こそ読み通すきっかけにできるか? 清水義範は旅行記や生き方本、○○術の本よりも、もっと創作を読みたいのだが…。まだまだ文庫化されていない本も多いと思うが。2017/06/08
Shinke Taeko
1
★★★☆☆2017/09/09
kinta
0
枕草子を読み解いていくハカセのエッセイ。 この著者は、本当に平易な言葉で語っていくのがうまい。 ともすれば難しくしたほうが簡単なはずなのに、優しい言葉で綴っていく。 タイトルと裏腹に、清少納言に対し、とても優しいかわいらしい人だと愛溢れる言葉で語られる。 男性らしい言動と、女性らしい感性、でもそれらはすべて自分の敬愛する中宮定子に捧げるものであるからだ、と分析している。 エッセイは自慢だ、とも書いている。 著者も、こういうところをあけすけに書けるところがあるので、共通項があるんだろうなあ。
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