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内容説明
繁栄の個人主義、停滞のコーポラティズム。ノーベル経済学賞受賞者が、近代的繁栄の源泉を価値観/文化の転換に探究する独創的提言。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
37
2013年初出。豊かさを中心で支えるのは繁栄。愛着心、挑戦、自己表現、個人的成長に注目(ⅶ頁)。本書では、イノベーションのプロセスと繁栄が人間にいかに素晴らしい経験をもたらすものかを強調(ⅺ頁)。個性や想像力、理解や自己実現が文化によって守られ育まれてこそ、国家規模の地域イノベーションは大きく発展(ⅻ頁)。近代経済は、ダイナミズムが躍動する経済(30頁)。ダイナミズムとは、イノベーションを支える勢力と設備の複合体。変える意欲、支える才能、新しいものへの受容性、要素を機能させる制度(31頁)。2017/03/28
Francis
15
著者は2006年ノーベル経済学賞受賞。2年間積読していた本。5600円、480頁以上という分厚い本なのだが、最後まで面白く読めた。とは言うものの、いやだからこそと言うべきかまとめるのが難しい本。近代が発展したのは経済知識が豊富になったこと、イノベーションが進展したこと、個人の持つダイナミズム、ヴァイタリズムが発揮されたことが理由。しかし1960年代以降はコーポラティズムの発展によりイノベーションなどの要素が失われてしまったために経済成長は停滞してしまった、とし、最後にではどのようにしたら良いのかを考察。2018/11/12
とっぴぃ
4
「近代経済は批判の対象になりがちだけれども悪い側面ばかりではない」ということを丁寧に歴史を紐解きながら、豊かな経済社会の実現に向けて国家の果たす役割について論じた壮大な論文。2018/10/19
Kei Iwasaki
1
7/10:面白かったが、消化しきれているかどうか自信はない。「19世紀近代の経済発展・生産性向上」「20-1世紀現代のそれ」を比較したとき、後者の向上が低いことを問題として設定している。その解におけるキーワードがコーポラティズム=共同主義。労使、社会主義との協調、談合、既得権益の保護等をイメージしていただくのがわかりやすい。丹念に描かれた著書。2017/05/28
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