- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
株式投資から企業IR、M&A、事業再生、「会社は誰のものか?」「金融資本主義の功罪」の議論まで――。M&A、ファイナンスの最前線で活躍する実務家から絶大な評価を受ける著者による最新作。難解な金融・ファイナンスの世界を「実務現場感覚」でシンプルに説き明かす。ファイナンスは積み上げ型で学ぶより俯瞰して理解せよというスタンスの下、基本から最先端の理論までを網羅した新しいテキスト。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nekozuki
16
いわゆる企業価値評価の実用書と異なり、バリュエーション方法や数式はほとんど出てこない。そのかわり、PERやROEなどの分析指標がどのように連動しているのかや水準の見方について新鮮な切り口でまとめられていて面白い。2019/01/30
nekozuki
8
再読。『MBAバリュエーション』はあまりに抽象化されすぎていて逆に実務での活用が難しかったが、本書は実務⇄本書を繰り返すと、より理論の根本と実務の運用を行き来することができるようになると思う。 実際にバリュエーションをどのように行なっているかを知りたい場合は、プルータスやマッキンゼーの本の方が良い。2023/04/17
Great Eagle
7
前半はかなりインパクトある内容ですごく役に立ちます。半ばから後半はやや何を言わんとしているのか不鮮明な内容となっており、教科書とは言えない内容ではと。。企業価値の捉え方にもいろいろありますね。奥深いです。2019/08/24
Nobu A
5
「会社の値段」が面白かったので手に取った森生明著書2冊目。読み手を意識した分かりやすい筆致も巻頭のグロービス経営大学院教授としての著書紹介で納得。高度情報化時代の今、国境を超えて様々な企業が経済活動を行い、グローバル化が進展する世の中。価値を出来るだけ公平に算定する世界共通のルールが必要。前著を更に突っ込んだ興味深い内容で、後半はやや難解だったが、とても勉強になった。今後、日本も投資家が増え、企業の在り方や従業員の考え方も変わっていくんだろうと思った。2019/07/06
駒場
5
教科書、とあるものの、指標の名称や計算方法をだらだら書いてあるタイプの本ではない。実務では主にこの指標がつかわれる、それが何故かといえば……と噛み砕いて教えてくれる。PERで評価しようがDCF法で評価しようが、結局は資本コストと成長期待の適正と思われる水準をどう見るか、という根っこの部分は変わらない、とか。今後の収益やBSをなるべく正しく予想した上で、あとは評価する人次第みたいなとこあるな……正解のない世界2018/06/28