内容説明
傷ついた人々に希望を与え、心の支えとなった世界でただ一匹の“波乗り介助犬 ”。
ゴールデンレトリバーのリコシェ(♀)は、生まれた時から介助犬としての才能を見込まれ、訓練プログラムでも素晴らしい成長ぶりを見せていた。
しかし、「鳥を見ると追いかけてしまう」という、犬の本能をどうしてもなおすことができず、介助犬失格となってしまう。
しかし、ドッグトレーナーである著者は、リコシェは「何ができないか」ではなく「何ができるのか」に目を向け彼女にサーフィンを教えてみることに。
すると、やがてリコシェは障害のある男性と並んで波乗りをはじめ、さらには彼のボードに一緒に乗って、そのサポートをするまでになったのだ。
一度は失格の烙印を押されてしまったリコシェが波乗り介助犬(SURFice dog)として“自分らしく”才能を発揮し、障害を持つ子どもや、心に深い傷を負った大人たち、そして、その家族や周りの人たちの心を癒していく……
世界中のたくさんの人々の心を動かした、感動のノンフィクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白のヒメ
46
経験豊富な訓練士が天才犬だと信じ育てたリコシェ。しかし鳥を追いかけるなどの悪癖を捨てる事が出来ず、泣く泣く介助犬の訓練を諦めた時、リコシェの好きだったサーフィンが多くの人を助ける事になるのを訓練士は見つけたのだった。実話だということで早速youtubeで動画を探して見る。サーフィンを助けるサービスドッグ!障害をもつサーファーと一緒のボードに乗り、バランスを取る手助けをする犬の姿に驚愕した。盲導犬、セラピー犬、警察犬・・・人を助けてくれる犬は本当に神様からの贈り物だと思う。心が震えました。2015/08/14
hanagon44
19
何気なくチャンネルを替えた時に映っていた人と同じサーフボードにのってバランスをとる犬の画像に目を奪われたのがこの本を見つけるほんの2週間ほど前。アッと思い手に取りすぐに読みました。リコシェの飼い主自身の経験も,その適性を発揮できる状態までの道のりも,それから出会った多くの人々の経験や協力もすべてが「ありのままの相手を認める」ことでつながり輝いていく様がとても眩しく,心を揺さぶられました。身の回りには良いことも悪いこともあふれていて,自分が必要とするものを誰にも惑わされず選んでいく勇気が大事だと感じました。2015/05/05
Noboru
4
様々な境遇に苦しむ人と心を通わし、癒やしをもたらすヒーリングドッグのお話です。動物の感受性の鋭さに驚くと共に、愛らしさに癒されます。また、直接的に内容とは関係ありませんが、介助犬リコシェを飼ってる著者の考えを通して、キリスト教的な精神の在り方や、アメリカ人の日本人とは違った自己主張の強さ的なものも垣間見え、そういった意味でも面白い作品でした。2015/06/26
明るい果物
2
ricochet(跳ね回る)という意味の名前のリコシェ。なんだかキリスト教のバイブルを読んでいるような感じがしました。PTSDの章が私は好きだなと思った。リコシェ、すごいなあ。「サーファーはすべての波をこれまでの最高だと思って乗る」らしい。「驚いたなジュディ、こんなに大勢を助けたとはな」のところでジーンとした。なんかこの本は感想がうまく書けない。笑2015/08/15
tageco
1
★★★格言を多用したり天の意思とか見えない手とかでてくるのは若干鼻につくが、リコシェやリーナの犬の話はすばらしい。感動した。最近ブレンダがかゆがったりするとき、ブレンダに冷たくしたりしてたのを反省した。犬は人間のエネルギーをそのまま受けるものだということを再認識した。ブレンダが幸せになったり健康になるには飼い主がそうでないといけないのだと思った。犬のノンフィクション本はもっと読むべきだと思う。2015/05/10
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