内容説明
日本を訪れる外国人観光客は年間1000万人を突破した。2020年には東京オリンピックも開かれる。いま、日本では“クール・ジャパン”を合言葉に日本文化を海外へ発信する動きがひときわ盛り上がっている
。しかし、その一方でいまだに日本に対して色々と間違ったイメージを持つ外国人は多い。とりわけそれが顕著に現れているのが「海外で作られた映画」だろう。
学校の給食に豪華な会席料理を登場させ、勘違い全開のニッポン像をぶちかました「ワイルド・スピード3」(2006年)、日本軍の大本営に原っぱで開戦会議をさせた「パールハーバー」(2001年)などなど、比較的最近でもおかしなニッポン像をまき散らす映画が生み出されているのだ。
はたして外国から見た日本の本当のイメージはどうなのか? そのイメージはどう移り変わったのか? はたまた変わっていないのか?
古今東西、数百本に及ぶ「日本が登場する外国映画」を検証し、洋画の中の奇妙なニッポン像に迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HANA
66
ステレオタイプというものがある。例えばアメリカ人ならすぐ銃を撃つ、イギリス人は腹黒、イタリア人なら女を口説く等。本書を読むと映画という基本エンターティメントの世界でもそれが拡大再生産されている事が良くわかるなあ。本書は数ある映画の中から、出っ歯眼鏡の日本人からヤクザにゲイシャ、エコノミックアニマルにニンジャサムライといった日本が登場するシーンを紹介した物となっている。近年だとポリティカルコネクトレスの為か、全体的にこういう画一的な日本の印象は少なくなってるが、B級好きとしては各シーン見たくなってくるなあ。2022/08/30
Gen Kato
2
実はこのテーマの映画が好きで、自分ではけっこう観ているつもりだったけれど、とんでもなかった。こんなにあるの変なニッポン登場映画?とただただ茫然。観られる映画は少しずつ追っていきたいものの…(溜息2022/03/18
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