集英社オレンジ文庫<br> 函館天球珈琲館 無愛想な店主は店をあけない

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集英社オレンジ文庫
函館天球珈琲館 無愛想な店主は店をあけない

  • ISBN:9784086800716

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内容説明

北海道新幹線が開通する直前、奔放すぎる母親のせいで横浜から函館に単身移り住むことになった女子高生・真緒。遠縁の大伯父が住む函館山の洋館「遠野邸」に向かうのだが、そこにいたのは不審すぎる若い男だった。謎を抱えたままその無口な男と同居生活を始めた真緒だったが、「遠野邸」がかつて伝説の珈琲を出す喫茶店で今はほとんど店をあけていないと知り…!?

目次

一、夢見の女神と砂塵のアレナ
二、庭園の出会いとはぐれた運命
三、裏街の再会と闘士の帰還
四、愛の虜囚と巡る輪廻
五、吠える剣闘士と溶けかけた大地
六、焼尽の夜と初恋の果て
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

43
これは雰囲気が良くてよかった。函館という街も好きだし、何より屋根裏にプラネタリウムを自作してしまう超変人の珈琲店マスター、というキャラクターもちょっと突き抜けた感じでいい。そこに絡む謎と、主人公の明るい女子高生真緒。本作では顔見せといった感じだが、今後登場人物の関係がどう変化していくのか気になる。2016/06/24

よっち

42
奔放すぎる母親のせいで横浜から函館に単身移り住むことになった女子高生・真緒が、かつて伝説の珈琲を出していた喫茶店「遠野邸」だった洋館で遠縁の若者・壮一郎と一緒に住むことになる物語。珈琲や星絡みの話はそれほど掘り下げられていなかったですが、両親がアレで苦労してきた真緒には女の子らしい面とたくましい部分もあったりで、ちょっとした謎解きを交えながら広がってゆく人間関係に、謎めいた言動も多かった壮一郎が何だかんだ言いながらも真緒を気にかけている姿はなかなか面白かったですね。続編が出るようならまた読んでみたいです。2016/04/04

36
函館か舞台です。こんな洋館の一角が、 カフェになっています。 行ってみたいなぁ。 異国情緒のある街ですよね。 とても、素敵なお話でした。 続編が、あれば読みたいです。2022/06/05

assam2005

31
「珈琲館」なのに、珈琲がなかなか出てこない。「女子高生とイケメン」なのに、恋愛っぽさがほとんどない。(←勝手な思い込み)次から次へと謎っぽい登場人物が出てくるが、強烈なインパクトは感じない。母親の再婚と海外移住により一人日本に残った真緒が遠縁の親戚・壮一郎の家に転がり込むところから始まる。私的に好きなモノをかき集めたお話なのですが、どうも気持ちが入り込めずにサクサクっと読了。何かに特化していてほしかった気がします。うーん、さすがライトノベル、超ライト。2018/01/24

あつひめ

30
ちょっとミステリー要素アリの青春物語。函館が舞台と知っただけでも楽しみになってしまう。でも、まだ明かされない秘密ばかりが多くて。続編・・・でますよね?このまま読み終えたくないのが本音です。読み落としたか?と読みなおしもしましたが。個性豊かなキャラなので気になります。ぜひ、相羽様お願いします。2022/05/13

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