内容説明
「ようやく帰ってきたか」家に帰ってくるなり、少年は見知らぬ少女に出迎えられた。「遅かったではないか」少女は眉をキッと吊り上げた。 名前は、“津門綾羽紬” というらしい。が、どう読めばいいのだろう。 やがて彼女は少年に向かって宣言した。「わたしは今からお前の守護者になる」守護される理由のない少年は、とまどうばかりだったのだが……。それからというもの、彼女曰く “襲撃者” たちが次から次へとやってくるようになった! 5メートル離れると自爆する幼女に、不気味なぬいぐるみを抱える妖しい魔術師――。少年にとってあたり前だった ≪世界≫ が壊れていく!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
2
【読メ登録以前読了作品】2006/05/11
女子高生
2
谷川流の作品ということで心して読んでみたが、あんまりおもしろいと感じる作品ではなかった。僕にこの作品の読解をする力が足りないのかは知らないが、よくあるライトノベルのパロディをやっているのか? 主人公のハーレム設定をどのようにして合理的な説明をつけるかというのでこの設定はそれなりに納得の行くものであったけど、これはどうやらシリーズもののようで、あんまり続刊を読む気がしない。いつもの谷川文体でないのもちょっとアレだ。2014/08/21
結城あすか
2
滅びに瀕した世界の連中が、何で何の力もない普通の《無属》の少年である巽を襲ってくるのかわからないのだけど、巽の視点から見たら「ボクのセカイをまもるヒト」というのは綾羽や猫子のことに思えるのだけど、ラストになって唐突に、地の文で、巽こそがすべての世界を救うものだって書きなぐってやがるにょ。谷川流の作品にしては露骨なヒネリというものは見られなかったけど、どういう方向に持って行こうとしてるのかはよくわからなかったにょ。2013/02/05
天城春香
2
傷つけあいに参加できないことによって生まれる痛みは存在すると思う。主人公はそうでもなさそうな感じだけど。2012/01/17
永山祐介
2
絵にも文にも『書けない』戦闘には笑いました2005/11/14