講談社タイガ<br> 君と時計と雨の雛 第三幕

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講談社タイガ
君と時計と雨の雛 第三幕

  • 著者名:綾崎隼【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 講談社(2016/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062940177

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内容説明

大切な人の死を知る度に、時計の針は何度でも過去へと巻き戻る。「親友や家族が世界から消失する」というあまりにも大きな代償とともに――。幼馴染の織原芹愛の死を回避したい杵城綜士と、想い人を救いたい鈴鹿雛美だったが、願いも虚しく残酷な時間遡行は繰り返される。雛美が頑なにつき通していた「嘘」、そしてもう一人のタイムリーパーの存在がループを断ち切る鍵となるのか!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

124
ああ、とうとう……。内心、そうならなければいいのに、と思っていたことが、ついに現実に。3幕目は謎がどんどん解けていき、解決も目前かと思っていたら。でも物語というものは、そうなのですね。作者も何が読者の心配事かぐらい、とっくに充分知っていて、だからこんな展開をもってきたわけで。冒頭の長い「幕間」がほぼ90ページ。ベールがはがされるように集中して読みました。こうなったら最終巻まで一気読みしたい。2016/11/12

さばかん

101
芹愛の孤独な戦いから始まったこの物語、16周目にしてようやく全員が結束することができた。  だがしかし、全員の話を聞いて導き出した対策も、運命の拘束力には抗えなかった……。  最後の綜士と芹愛のやりとりには心がギュッとなった。  意地でも突き通してきた雛美の嘘、雛美の正体とは……。  そしてまた一人、世界から消失してしまう……。2016/11/01

ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう

76
ああ、一気に読んでしまった。第二幕で恐れていたことがとうとう起こってしまったよ…。それぞれの一番大切な人の死を目の当たりにすることで起きるタイムリープ。その死を回避するためにもがくも、また繰り返し、そして繰り返した世界では一番近しい人間が消滅するという残酷な設定。タイムリーパーの綜士、雛美、芹愛は、彼らをまとめる千歳先輩とともに結託して一番初めの死を回避しようとするが、その中で明らかになってゆく負のループ…。恋まで不毛なのか…。この三幕が出る直前に作品を知り、一気に読んだものだから最終幕が遠い…!!2016/05/19

ピロ麻呂

65
スッゴく楽しみにしていた「君と時計」シリーズ第3巻☆3人目のタイムリーパーも誰だかわかり、芹愛が何故自殺するのかも解明される。そして雛美がタイムリープするきっかけの「絶望」…そういうこと!この巻で今までの謎がほとんど解明される。しかし、このストーリー、よく考えられてて凄い(^^)次巻が最終巻だけど、どういう結末になるか…待ちきれない(^_^;)2016/05/21

さつき

61
前作までは一貫して綜士の目線で話しが進んだので、芹愛の側からみるのは意外性がありました。後半、2人がやけにあっさりとタイムリープを選んでしまうことには、モヤモヤしました。案の定、予想外な出来事が起こり、この巻はおしまい。相変わらず次巻への引きがすごい!これは続けて読まなくちゃ!2018/04/05

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