内容説明
戦龍<禁郷>暴走の原因を一緒に探る蒼真とコノハ。そんな中、コノハを慕う妹皇女・ホノカが来訪。コノハの帰還を求めてヒリュウ学園に対抗戦を挑んでくる。負ければグラムを失い、廃校の危機で――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
18
コノハの妹にして皇国第四皇女ホノカが突然押しかけてきて、愛しい姉を賭けてヒリュウ学園に対抗戦を申し込んでくる第三弾。ただでさえホノカが率いてきたのは正規軍という厳しさに加えて、わだかまりを抱え本来の調子を取り戻せないコノハ。そんな逆境でしたけど蒼真に頼るだけではなくて、仲間たちが一丸となってらしさを取り戻し、チームプレイで力を合わせて正規軍に対抗してゆく展開はヒロインたちの個性もよく出ていて良かったですね。もう少し続きを読みたかったという意味では残念ですが、今回できちんと一区切りつきましたし次回作に期待。2016/05/22
真白優樹
5
コノハの妹が襲来し、軍との間で対抗戦が巻き起こる今巻。―――鎖を振り払って空を舞おう。今巻で一区切りのようで残念である。もっと二人で舞う空の先を、果てない戦いの続きを見てみたかったが。今回は魔に取りつかれた妹が率いる軍との対抗戦となっており手段を選ばず勝つ為の準備を整え、少女達は不和からぶつかり合い纏まり、軍との戦いで単純な実力ではなくチームワークも生かした戦いを見せ勝利し、その後の戦いで最古の戦龍が目を覚ます。・・・果てない戦いの先にあるものとは。蒼真とコノハの行く先にあるものは。 うん、面白かった。2016/05/23
月光盗夜
4
完結巻。最後にこれまで描かれなかった、学園艦の本義らしい多数のグラムリッターによる、連携、戦術を駆使した対抗戦がしっかりと描かれたのはとても嬉しい。コノハのトラウマが解消され、禁郷を乗りこなすに至るまでを書ききってくれたのもよし。お話もしっかりと一区切りはついたし完結そのものは仕方ないとは思うんですけど、なら折角だからカットしたシーンも盛り込んでぶ厚めの一冊にしてくれてもよかったのよ……!鈍山・早村コンビは、キャラ性や乗機のイロモノっぷりも含めてとても好みなので、活躍が一巻限りなのがとても惜しい……!!2016/05/25
天涯
4
完結。コノハの妹、第四皇女登場。正規軍と学園との対抗戦が始まるも、コノハはとあるきっかけでコンディションを大きく落としてしまう。戦力的に圧倒的不利な状況を盛り返す展開は良い。削ったと後書きであったシーンも読んでみたかった。それとホノカはもっと本編にがっつり絡んでも良かったか。次回作にも期待。2016/05/20
みどり
2
もうちょっとくらい続いてもいいのにな、と。大人の事情は世知辛いっていうか、私の選ぶ本がことごとく売れないから打ち切りとか悲しすぎる。基本的に作者買いするところがあるので、もしかしたらある意味、貢献してるのかもしれないけど。やはり、読書用、保存用、布教用、観賞用とそろえるくらいに経済力が必要なのか?? まぁ、どっかで続きというか派生が生まれたら幸せだ。 2016/12/02