創元推理文庫<br> ラスト・ウィンター・マーダー

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創元推理文庫
ラスト・ウィンター・マーダー

  • ISBN:9784488208059

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内容説明

ジャズが目を覚ますと、あいかわらずトランクルームのユニットに閉じこめられたまま。そばにはふたつの死体が……。これではジャズが殺したと疑われることは必至だ。一方、コニーは、脱獄してニューヨークに潜伏しているビリーの手に落ちてしまう……。ジャズの、コニーの運命は? ハット・ドッグ・キラーの黒幕は? みにくいJとは? 祖父の墓に納められていたビリーの本に書かれている謎の言葉〈カラスの王〉とは? ジャズはシリアルキラーであるビリーの跡継ぎとなってしまうのか? そして驚愕の……。驚異の青春ミステリついに完結。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Panzer Leader

75
ジャズの背負っている重荷や凄惨な殺人描写でかなりヘビーな物語のはずなのに、爽やかな青春ミステリーと感じてしまうのは、3人の若者たちの無謀ともいえる一途な思いや行動に共感してしまうからだろうか。ジャズと会話している時の描写を読むとあのビリーでさえ巣立っていく子供に対する父親の立場から考えて同情を禁じ得ない。まだ続編が出来そうな終わり方なので期待してしまう。2016/07/21

のぶ

73
歪んだ血族関係の上に築かれたドラマだった。主人公ジャズとコニー、ハウイーを中心とした青春小説なのだが、ジャズの父親が21世紀最悪のシリアルキラーという設定は確かに異常だが、そんな不安定な状況でないと普通の青春ミステリーで終わってしまう。そんな中で描かれる登場人物は、背景に特異なものがあるためにキャラが良く浮かび上がる。前2作同様にミステリーの要素は弱いが、良い青春物として読む事が出来た。個人的印象として文章が全体を通しやや硬く、感情移入に手間取った。3作通して読めば充分に楽しめる作品だ。2016/07/30

ダミアン4号

61
シリーズ最終巻。前巻ラストで危機に陥ったトリオの運命は?“ハットドックキラー”の魔手を逃れたジャズは逆にFBI捜査官殺害を疑われ…一方、ビリーに遭遇し拉致されたコニーは満身創痍になりながらも何とか隠れ家から脱出。ハウイーは病院で意識を取り戻しジャズの祖母を撃っていない事を知らされる…ジャズの逃亡劇、コニー、ハウイーの苦悩…二転三転する真実!ビリーの協力者(共犯)は誰?“カラスの王”とは?“みにくいJ”の正体は?息つく間も無い怒涛の展開!即、映像化出来そうですアイドル系俳優が演じたらヒット間違いなし(笑)2016/11/19

くたくた

60
母を助けるという妄執に突き動かされるジャズ。カラスたちという発想の真実味はどうなん?と思わないではないが。明かになる残酷な現実。コレはど真ん中。この本をヴァクスと同じ文脈で読むのが正しい読み方なのかどうかは知らんが世界は不平等で理不尽、それが凝縮したジャズの17年の人生。コニーパパとの会話が全てだ。「きみに言いたいのはかわいそうにということだ。かわいそうにな。ジャスパー」。想像の上をいく残酷な展開に唖然とするが、それでも殺さ(せ)なかったジャズ。七転八倒のストーリーの下に通底する思いはさすがのYAだと2021/08/07

papako

57
とうとうきました!三部作の完結編です。コニー、ハウイー、ジャズ!どうなった?とずっと気になっていました。結末気になり一気読みです。NYからの逃避行、ロボズ・ノッドでの攻防。ビリーの秘密を見つけたジャズは、殺さずに止めることができるのか。ジャズはきちんと踏みとどまった!『人間は本物で、人間は大事』言い聞かせるジャズの気持ちが悲しい。ヒューズとタナーの即席コンビも、よくジャズを追いかけてくれた。コニーの父親とジャズのやりとりが心にしみました!納得の完結編でした。2016/05/13

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