花とゆめコミックススペシャル Deep Water〈深淵〉

著者名：清水玲子【著】

白泉社（2016/05発売）

• ISBN：9784592197584

内容説明

最高傑作サスペンス、「秘密」に次ぐ清水玲子、14年振りの完全新作ミステリー!!　数々の謎の事件に刑事・高比良が挑み、明かされた衝撃の真実とは!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[匠]

ミレイの『オフィーリア』やドラロージュの『若き殉教者』が捜査本部じゃなく遺体を前にして語られることに違和感を持ってしまい、警察に関してや潔癖症、強迫神経症にしても矛盾やツッコミ処が多く、個人的には惹き込みの浅い話だった。少年法や新興宗教をテーマにした現実感のあるエピソードに興味は惹かれたが、ちょっと盛り込み過ぎて焦点ぼやけ気味。分厚めとはいえ１冊での完結じゃ消化不良でとても残念。清水さんの作品はいつも絵が美しくて素晴らしいけれど、主人公となる男の描き方にもう少しリアリティを感じたい、といつも思ってしまう。

2014/11/05

[ちゃりんこママ]

久し振りの清水先生。表紙が美麗なのでＳＦかと思ったら本格推理もの！幼女の誘拐手段は怖くなるほど。宗教想念、少年犯罪の科刑概念など読者層を考えると構想も素晴らしい。ロケーションも美しい場所だし、このまま実写化しても良さそう。

2014/09/25

[honoka]

たった3つしか違わないのに─この叫びはやるせない。ドロドロしているようである一線は乗り越えていないのでモヤモヤと終了する最近の清水さん。「月の子」が一番好きだなぁ。

2014/07/04

[exsoy]

精神が子どものまま大人にならざるを得なかったのかな、という印象。独自のコミュニティーを築いて生きる人達は世界中どこでもいるだろうから、このマンガみたいな事も実際ありえそう。／口噛み酒…

2019/10/12

[まりもん]

友人に借りて読了。独特な慣習が怖い。子供がその犠牲者になっていき精神が壊れそうになってしまうのは仕方がないんだろうな。

2016/02/29