竹書房怪談文庫<br> 「超」怖い話 怪牢

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竹書房怪談文庫
「超」怖い話 怪牢

  • 著者名:久田樹生【著】
  • 価格 ¥701(本体¥638)
  • 竹書房(2016/05発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784812491119

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内容説明

過去の怪奇体験がトラウマとなり、その時の恐怖から逃れられないでいる者。血と地の因果、祟りともいうべき影に付き纏われ続ける者。はたまた己の内から這いずる恨み、憎しみの念に縛られ、自らが異形と化してしまう者。彼らはすべて、怪という名の牢獄に心を囚われてしまった犠牲者だ。怪と出会ってしまったその日から――時間は止まり、魂は無間の闇へと落ちていく。どこまでも深く、どこまでも遠く……。だが、落ちゆく魂を蝕むのは恐怖ばかりでない。時に恍惚とした何か甘いヴェールとなって恐怖を包んでいる。それこそが、最も恐ろしい怪の罠なのかもしれない。数々の戦慄譚を発掘してきた久田樹生が満を持しておくる最凶実話怪談23話!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

26
実話怪談集。この著者も一作ごとに腕が上がっているような気がする。話の内容も後味の悪い話ばかりで、うん、これぞ怪談っていう感じ。個人的な感想だが、今回は建物に纏わる話にいいものが多かったように思う。箱の中身と出てくるものがなんとも気味の悪い「かすてぃら」や借家に棲んでいるモノに取り込まれていく「慈悲」、そして仏壇や数珠といったガジェットの使い方の巧みな上、悲惨なオチが実にいい「所為」等。ハズレも多いがこういう上手い話も多いので、実話怪談読むのはやめられないのだ。2012/11/18

ゆみきーにゃ

18
《購入》全体的に嫌~な雰囲気が漂ってるんだけど、この雰囲気が良くてついつい手にしちゃう実話怪談。慈悲・所為は嫌~な雰囲気満載。2013/11/17

ゆき

7
怖いというにはもう一つ。そこまでぶるりとはしなかったなー。2017/02/10

パブロ

7
いいね~、いいね~。な~んて、ちょっとこの言い方、AV監督みたいだけど、そんな感じにノリノリにさせてくれるから、ス・テ・キ。この間は実話怪談ルポをしたり、その前は怨念の家系を追い求めたりと、さまざまな手法を開拓していこうという意識の強い著者。それが空回りしていることが多かったけど、やっぱり挑戦していく過程で、腕を着々と上げていましたよ。今回は数人の体験者に重点を置いて話を聞いていて、それがまた濃いこと濃いこと。しかも、私好みの後味の悪い多くて、うれしい限りッス!2012/11/11

王天上

6
「派遣社員」がかなりツボに入った。「ほん呪」のエピソードみたいで怖い。黙って立っているところとかゾワゾワする。映像にしたら面白くなりそう。2015/08/26

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