内容説明
落合信彦の自伝風人生相談。若者のバイブル。
万事“金”の人生観にとらわれかけている現代の若者たちに対する、落合信彦からの熱きメッセージ。雑誌「GORO」連載時には名物コラムとして大人気を博し、“現代の若者のバイブルである”との定評を得た。オタク化し、夢を失って飼いならされてしまった男たちに、再び熱い気持ちをよみがえさせる好著が電子書籍版で新登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MIKETOM
7
タイトルの意味は現代の若者たちに対するメッセージというもの。自慢話を交えながら、日本及び日本国民を豚と決めつけ、豚になるな、飢えた狼になれなどと檄を飛ばす。散々煽られた若者たちは熱く燃えた。心の中に滾るものが生まれた。しかし落合は抽象的なことばかり語って具体的指標は一切示さない。煽るだけ煽っておいてそのまま放置プレイと相成る。若者がおかしな方向に突っ走ってしまって責任を取るのがいやなんだろう。こうして若者たちは張り切るだけ張り切ったものの何をしていいかわからない。そしてすぐに気持ちはしぼんでしまった。→2025/07/22
くま
0
内向きで単一民族国家の日本にいたままでは、小ぢんまりした人間になってしまうという警鐘。平和で何不自由なく暮らせる日本という、恵まれた環境に甘えてないで、世界のどこでも通用する強さを身に着けろというメッセージだった。2022/05/02
dexter4620
0
さすがにフィクションも多分に含まれると思うが、生きる上での覚悟など非常に興味深く読めた。高橋歩に通じるところがある一冊。2021/09/21