内容説明
ボスの恋人になれるのは夢の中でだけ。貴族の彼と私では住む世界が違いすぎる……。
マリアは上司とともに、マイアミの最高級ホテルを訪れ、紺碧の海に臨む豪華なパーティ会場で、富豪モントロ一族と対面していた。目的は地中海の国アルマの王制復活のため王家の末裔たちを呼び戻すこと。だが先ほどから上司のアレックスは、一族の一人に口説かれる胸元のあいたドレス姿のマリアを渋い顔で見ている。でも、どんなハンサムな王子様にも大富豪にも私は惑わされない――初めてアレックスの秘書になって以来、ずっと彼に夢中だから……。貴族の彼をどんなに想っても、この恋が報われることはない。タキシード姿の今夜の彼は、いつにもましてセクシーだけれど。ところがロマンチックな曲が流れだすと、彼はマリアの手を取って……?
■皆様を夢の王国へご案内する、作家競作6部作〈地中海のシンデレラ〉。寝耳に水の依頼に翻弄される王家の末裔たちは、はたして幸せをつかめるのでしょうか? 続く2話目は、王家の血を継ぐ“秘密の命”を宿したエミリーがヒロインです。お楽しみに!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかこ
2
ハーレクイン強化期間を断続的に実施中。これまで読んだハーレクインの中ではベッドシーンが最も多かった。というかほぼそれがメインで、その前後はひたすら互いにすれ違うパターン。30ページあたりで両思いになっちゃってどうするんだろうと思ったら「あれは恋なんかじゃなかった」「ただマイアミの気候に浮かされた身体だけの関係」で攻めていく…何というか、参考になります。一国を独裁制から君主制に復古させる設定は面白かった。2016/05/14
サティーシャ
0
地中海の国アルマの王制復活のため王家の末裔たちに説得する仕事の上司と秘書。 過ちだと仕事に戻っても嫉妬したり、イライラしたりメンドクサイ男だった。2016/08/04