内容説明
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よく知られていても実は誤解が多いADHD。男女差があり、女性は男性ほど「多動性」「衝動性」の特性が目立ちません。「不注意」の特性があるのにADHDと気づかず、落ち込んで心身の不調に陥る人もいます。またアスペルガー症候群と誤解され、正しい治療やサポートが得られない人もいます。本書では、女性に特徴的な現れ方・背景をはじめ、診断・治療のポイントから周囲との付き合い方まで丁寧に解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なるみ(旧Narumi)
26
タイトルの通り、『女性の』ADHDについて書かれた一冊。女性だからこそ向き合わざるを得ない困難さなどについて触れられていて、勉強になりました。2019/04/30
リノン
16
娘は以前に広汎性発達障害の傾向があると指摘され、ADHDにもアスペルガーにも当てはまる特徴があります。幼児期には一般的な発達障害の指南書が参考になっていたのに、高学年になり落ち着いてきたのか主な特徴が出てくる場面が減りました。今は「片付けが出来ない」のが一番かな。いいなと思ったアドバイスは、「フォローしてくれる友達、同僚を見つける」「いい加減な生き方を探していく」です。どっちも本人の努力がいるよね。あれ?これは男女関係ないかも・・・。なかなか参考になる本でした。2016/08/18
あーちゃん♪
9
発達障害に関する本にはかなり目を通す方だが、「女性の」と前置きがついている本は初めてだったので興味深く見た。同じADHDでも男性と特性が違う場合が多いと知り、勉強になった。性別が違うんだから、違った傾向があっても当たり前のはずなのに、あまり意識したことがなかった。「女性の」他の本も出ているようなので、そちらもまた手にしてみたい。2018/09/29
ココアにんにく
6
ADHDの本をよく見かけるようになりました。社会的関心も増している一方、言葉だけが一人歩きをして誤解や偏見もあります。なので、正しく知るために何冊か読むことに。性差のある症状なのに基本男性で書かれていると、不用意に混乱しますね。「 女性らしさ」の要求も同調圧力の強い日本では余計につらいかも。片付け本が好きでよく読みますがADHDとの関連は知りませんでした。服薬で改善されることも。周りのサポートは重要ですね。もっとおおらかな社会なら苦しまなくていいのに。梶原さんのイラスト大好きです2016/10/25
千代
4
ADHDの知識がより深まった。 肯定的になる3つのコツの箇所。「自分の時間をもつこと」「人を頼ること」「生活習慣を整えること」。耳が痛い。2021/07/12