講談社文庫<br> 小説 金融庁

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講談社文庫
小説 金融庁

  • 著者名:江上剛【著】
  • 価格 ¥785(本体¥714)
  • 講談社(2016/05発売)
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  • ISBN:9784062761963

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内容説明

「銀行が嫌いだから、金融庁に入った」。まじめで、公正。最も信頼される金融庁検査官、松嶋哲夫。ある日、大合併による綻びが噂される大東五輪銀行の怪文書が届く。哲夫に下った、そのメガバンクへの査察命令。しかもそこは弟が勤める銀行で――。巨大化した組織の闇。金融庁vs.銀行。企業統治(コーポレートガバナンス)の心はどちらに。

目次

プロローグ
第一章 哲夫
第二章 直哉
第三章 直哉の思い
第四章 哲夫の思い
第五章 哲夫の憂愁
第六章 直哉の憂愁
第七章 哲夫の憤怒
第八章 直哉の憤怒
第九章 哲夫の決意
第十章 直哉の決意
エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

25
損失を何とか隠して今の経営陣、経営を維持していきたい銀行側と、このままだと倒産してしまって社会全般に多大な迷惑がかかると徹底的にチェックして膿をだそうとする金融庁との駆け引き。2018/04/01

Walhalla

24
これは面白いです。 金融庁の統括検査官が活躍するお話ですが、金融庁と言えば、『半沢直樹』に登場するのは銀行をいじめる悪い人のイメージがありますが、本作品の検査官は、それとは正反対で、原理原則に基づいた検査を貫くプロフェッショナルな人達でした。 実名は出てきませんが、舞台となるのはU○J銀行で、金融大臣は竹○平蔵さんがモデルなのは容易に想像が出来ますね。 さすが、江上剛さんの作品はリアリティがあって、しかも読みやすく、とても良かったです。2016/07/22

shiozy

20
一気読みである。小説自体は大変面白いのであるが、金融庁が設立された当時の、まさに渦中にあった身として、金融庁の正義・論理が果たして正しいのか? そんな疑問も残るのである。作中の頭取のせりふ、「サッカーをやっていたら、とつぜんラグビーのルールを強要された」。まさにものさしの差し替えが起こった。中主零細企業の経営者にとって、いわば詐欺みたいなルール変更だったのだ。とっちゃん坊やみたいなあの大臣に石を投げてやりたい心境だった。2015/02/09

だいすけ

16
会社の先輩に借りた本。池井戸さんの作風に似ている感じがした。それだけ面白かったということ。2016/10/13

KAZOO

14
筆者は元銀行員で金融庁の検査についての内容については非常に正確に書かれていると感じました。もともと実際にあったあるメガバンクの金融庁検査をめぐる内部の権力争いなどをうまく脚色して書かれているのですが、物語としてはもう少し起伏がほしいような感じがしました。高杉良さんも書かれていますがもう少しドキュメンタリータッチでかなり詳しく生々しく、やはり一日の長があるような感じがしました。2013/10/15

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