SB新書<br> 日本人の知らない日米関係の正体 本当は七勝三敗の日米交渉史

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SB新書
日本人の知らない日米関係の正体 本当は七勝三敗の日米交渉史

  • 著者名:八幡和郎【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • SBクリエイティブ(2016/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797386615

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内容説明

◆集団的自衛権を認めた安保法案、および経済的にはTPPの話がまとまり、
日米関係は新たなステージに踏み出そうとしている。
対米関係の未来、日米中のパワーバランス、米中のG2時代を占う!

◆日本を開国させたペリー来航から、現代のTPP交渉、日米中のパワーバランスまで、
日米はときに激しい対立、ときにはWIN-WINの関係を築きながらお互いを発展させてきた。

しかし近年では、中国の台頭のなかで日米双方に日米同盟の将来に懐疑的な人々も存在する。
だが、最近の中国の南沙諸島での膨張主義やAIIBにみられる世界経済ヘゲモニーへの野心のもとで、
日米は安保法制の整備やTPP合意に見られるように絆を再確認しつつある。

近現代の地球は、米英仏という西欧文明の基軸をなす諸国に
アジアの優等生たる日本が手を携えたときに良い方向に向かってきた。
そうした歴史認識の元で、日米両国がベストパートナーと意識し合う限り世界は安泰である。

ただし、その過程ではアメリカに対して日本が一方的に従属するのでなく、
しかし、アメリカと敵対しあうことなく双方にとって、実り多い関係を築くことが必要だ。
それを歴代大統領と歴代首相がそれぞれどのようにアメリカと向かい合ってきたかを
分析することを通じて明らかにし、これからの日米関係を考える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かろりめいと

2
著者は7勝3敗としているが、私は先の大戦での未曽有の大敗を3敗分相当として、5勝5敗とします。面白かった。2021/03/24

BATTARIA

1
世界史全体の中での日米関係の変遷と、黒船来航時の老中筆頭だった阿部正弘から安倍晋三に至る日本の為政者たちや、ミラード・フィルモアからバラク・オバマに至るアメリカ大統領の意思決定や立ち居振る舞いを評価するという流れになっている。 知られざる事実を明らかにするのは良いが、一般常識や定説となっていることを完全に否定するなら、もう少し丁寧に論じて欲しかった。 歴史学を哲学の一部として学ぶドイツやフランスの影響で、神様の後知恵的な評価をすることが、日本では歴史学だとされているけど、こういうのもそろそろ限界だな。2018/06/30

Hiroki Nishizumi

1
近代史をコンパクトにまとめているところは評価出来るが、七勝三敗の根拠も独りよがりだし、全体的に文章が上目線で嫌味な感じだった。2016/10/17

ゆきまさくん

0
白熱化するアメリカ大統領選挙について、トランプ、サンダースの共通点とクリントンとの違い、ロシアのプーチン大統領はじめ世界の指導者との関係などについての本。またアメリカに変わった性格の大統領が誕生した場合の日本の対応として、いかにすべきか。例えば、最も親米的な原首相以下内閣の布陣だったにもかかわらす、日本に冷淡だったウィルソン、役に立たないワシントン体制を押し付けたハーディング、中国に傾きすぎて日本を追い込んだフランクリン.ルーズベルトの各大統領の話などは興味深い。裏面史として面白い。2016/05/25

Cota

0
日米関係を黒船来航から今日までを総括したような内容。タイトルは勝ち敗けだが、ヘタうったかどうかといった程度のニュアンス。こうしてみるとトランプ新大統領の移民制限だのアメリカ第一主義だのは、昔からある路線であると分かる。2016/12/27

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