創元推理文庫<br> 猫が死体を連れてきた

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創元推理文庫
猫が死体を連れてきた

  • ISBN:9784488246327

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内容説明

身を切るような秋風がたちはじめたバラクラヴァ。新たな騒動の始まりを告げたのは、シャンディ教授の家政婦ミセス・ローマックスの飼い猫、エドモンドがくわえてきたかつらだった。持ち主にしてローマックス家の下宿人でもあるアングレー名誉教授に返却すべくさがしに出かけると、当の本人は博物館(になる予定のクラブハウス)の裏手で冷たくなっていた。第一発見者になったミセス・ローマックスの要請で駆けつけたシャンディ教授が少し調べただけで、不審な点がいくつも見つかり……? 農業大学の町が舞台の、明るく楽しいシリーズ第4弾。/解説=澤木喬

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

29
図書館で旧友の新しいカバーに感激し、借りてきました。一時期コージーミステリーにはまっていて、このシリーズが大好きだったんです。そうそう、天野喜孝さんがカバーを描いてらした。当時はまだ20代だったはずなのに、初老の方々ばかりが活躍するこの話が大好きだったんだなあ。40代後半になって読むと、なんだかより身近に感じられました。ふしぎふしぎ。2019/10/08

しましまこ

22
シャンディ教授とうとう警察署長の捜査に同行するまでに!前巻登場の新聞記者くんが育ってるし、学生もいい子達だし、何より町と大学の関係性がいいな。事件や派手な立回りより、いい大学だなとしみじみ。2018/09/10

寧々子

13
猫のエドモンドがカツラをくわえて現れたことから発覚した事件は、スヴェンソン学長夫妻やヘレンの登場場面が少な目だったのが残念! 学長に関しては1つ1つのエピソードが強烈で面白かったけど♪ オッターモール署長が「タイタンの戦い」と称した場面が可笑しかったなぁ~ 今までオッターモール署長にはあまり良い印象がなかったのですが、本作で登場場面が多かったおかげで良き夫で良き父親の一面が垣間見れたので、印象が大きく変わりました♪ エドモンドにはもうちょっと登場して欲しかったけど、猫の可愛らしさは発揮してたから我慢する♡2016/06/08

鏡也

10
猫が連れてきたのはヅラだと思うの!!って、ツッコミたかった。いや、もうただそれだけ。シャンディ教授は今回も大活躍!このシリーズ読んでて飽きない、不思議な魅力があるので好きです。2017/11/12

shizuca

7
衝撃のラストに驚愕。そうくるか。たしかに入るのが大変に難しいクラブには何かあるよね。そうかそうかと納得して今度はゆっくりと読み返しました。やはり一度目は先が気になってざっくりと読んでしまうので、シャンディ教授の絶妙な言い回しのセリフやトールシェルドの「うむむ」など堪能できてないのです。大学のこと選挙、お金など身近な話題で考えさせられることの多かった作品でした。2016/05/04

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