内容説明
高福祉社会だった日本が弱者を救う意思を手放して、数十年。
路上生活者は激増。社会現象となっていた。
従来とは全く異なるスタイルの路上生活者「アウトロー」と呼ばれる、天才スリ師、剣士、DQNハンター、元教祖、チャイナ娘、お嬢様。
彼女たちが、家族や、信者、母国を捨ててまで路上で生きる事情とは――?
6人の少女たちが、アウトローになる前の軽快なドロップアウト・コメディ!!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
公的抑圧
5
なんでこんなに面白い前日譚なのに本編はロミオが書いてないんだと思い、非常に強い憤りを覚える2016/05/21
サエズリ割津
5
アウトロー・ワンダーランドの前日譚。6人の少女たちがいかにして路上生活者になったかを描く話。saitom、大岩両先生のイラストが多数載っているので文章的にはかなり少なめ。正直ロミオっぽさみたいなものは短すぎて判別できないのだけれど、本編を読んでからだと、セイガクがグレた理由や、お嬢様なのに路上に出ているセツの目的が分かったりして、答え合わせ的に楽しく読めた。それでももう少しボリュームはほしかったですが。巻末のカード風のイラスト集のキャラがかわいらしくてよかった。2016/05/06
なつのおすすめあにめ
3
10年前のネカフェ難民の話題に着想をえたり、編集が西成のドヤ街へ取材したりとアウトロー的な下準備があるらしいのでロミオに一本きっちりやってほしいですね。前日譚だけなのは物足りない。2017/05/23
椎名
3
思ったより軽めのノリでなるほどと。2016/05/09
minagi
3
これが前日譚だと知らずに、田中ロミオってだけで買いまして…ちょっとそれだと、あんまり楽しめないかな―って思います2016/05/09