ちくま文庫<br> 消えた赤線放浪記 ──その色町の今は……

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ちくま文庫
消えた赤線放浪記 ──その色町の今は……

  • 著者名:木村聡【著】
  • 価格 ¥1,177(本体¥1,070)
  • 筑摩書房(2016/05発売)
  • 寒さに負けない!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~2/15)
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  • ISBN:9784480433367

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内容説明

戦後間もない昭和21年に定められ、かつて日本のいたるところにあった「赤線」は昭和33年に廃止された。ところが地域によっては様々な風俗産業の業態に姿を変えながら、現在に至るまで賑わいを続けている。全国各地の元赤線地帯を訪ね、風俗産業の栄枯盛衰と、そこで働く女性たちの声を書きとめることで「赤線後の色町」を浮かび上がらせた貴重な記録。新取材の書き下ろしと未発表写真多数収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

fwhd8325

61
著者の作品では、自由国民社から出版された「赤線後を歩く」を読んだことがあります。私の生まれ育った町にも赤線がありました。子供の目にも、その跡地は独特の景色だったと記憶しています。残念なことに、子供には、あの町が放つ空気までは感じることはできませんでした。文学とも切り離すことができない、赤線。今は新しく形を変えて風俗産業となっているようですが。それには情緒を感じません。2020/12/13

山田太郎

50
昔の知り合いと漢字は違うが同じ名前の作者で6浪して医学部行けなかったやつを思い出す。なんかこういう風俗モノのやらしくないやつ好きだな、久しぶりに行きたくなったな、いったことないけど、うそつけ。2016/09/26

ホークス

26
珍しいことではないが、小さな色町の一角に6才迄住んでいた。キャバレーの兄ちゃんがどぶネズミを退治していた事を覚えている。そのうらぶれた街は、世の中が建て前や理屈で出来ていない事の象徴として、記憶の底にある。本書は誰にでも向く本ではない。露骨な底辺世界の描写や、著者の「取材」を嫌悪する方も多いだろう。はっきり言って許容できる人の方が少ない筈だ。でも、場末ばかりを流れ歩く著者のどこか侘しげな語りは、自分には懐かしく感じられた。2016/12/05

ももたろう

24
タイトルに惹かれて読んだ。平成生まれの私にはイメージできないが、一つの時代を築いた昭和のネオン街が時代とともに消えゆくもの悲しさに、何とも言えぬ魅力を感じる。栄枯盛衰、盛者必衰、諸行無常の悲しみへの魅力と言えば良いのか。欲望が渦巻く赤線街も、この世の道理に従い終末を迎える。姿形を変えて存続こそすれ、一つの時代が次の時代へと移り変わる時の流れの必然性に何とも言えない感慨深いものを感じる。特に赤線街にそういうことを感じるのは、そこが欲望の渦巻く煌びやかな世界だからだろうか。筆者の淡々とした描写も良い。2016/11/07

おいしゃん

19
実に貴重なフィールドワーク記録。書かれた20年前で既に風前の灯といった場所もあり、いまやほとんどの場所や店が姿を消していそう。取材中のコミニケーションの描写にも味があり、やみつきになる。2024/10/23

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